聞こえくる過去

聞こえくる過去

《聞こえくる過去》是インスクリプト出版的圖書,作者是Sterne Jonathan

基本介紹

  • 中文名:聞こえくる過去 
  • 作者:Sterne Jonathan
  • 出版時間:2015年10月16日
  • 出版社:インスクリプト
  • 頁數:590 頁
  • ISBN:9784900997585
  • 定價:6380 元
  • 裝幀:精裝
  • 原作品:The audible past : cultural origins of sound reproduction
內容簡介
一八七四年に、アレクサンダー・グラハム・ベルとクラレンス・ブレイクはとても奇妙な機械を製作した。これは電話とフォノグラフの直接の祖先で、人體から切りとられた耳がネジで木製の台座に取りつけられていた。…… 音響再生産は、人間の耳をメカニズムとして模倣することから始まる。それまでの口に耳が取ってかわる。音についての理解と音響再生産の実踐に、転換・転倒が起こったのだ。 そして、技術は私たちの聞き方をいかに変えたのか──。 視覚のヘゲモニーに覆いかくされながら、今も続く「耳の黃金期」。『聞こえくる過去』が語る物語は、音、聴覚、聴取が近代的な文化的生活の中心であり、その生活においては、音、聴覚、聴取は、知識、文化、社會組織の近代的な様式の基盤であることが示される。 本書は、オートマタ、聴診器、電話、レコード、ラジオから缶詰製作や死體防腐処理技術等までを含んで、...(展開全部) 一八七四年に、アレクサンダー・グラハム・ベルとクラレンス・ブレイクはとても奇妙な機械を製作した。これは電話とフォノグラフの直接の祖先で、人體から切りとられた耳がネジで木製の台座に取りつけられていた。…… 音響再生産は、人間の耳をメカニズムとして模倣することから始まる。それまでの口に耳が取ってかわる。音についての理解と音響再生産の実踐に、転換・転倒が起こったのだ。 そして、技術は私たちの聞き方をいかに変えたのか──。 視覚のヘゲモニーに覆いかくされながら、今も続く「耳の黃金期」。『聞こえくる過去』が語る物語は、音、聴覚、聴取が近代的な文化的生活の中心であり、その生活においては、音、聴覚、聴取は、知識、文化、社會組織の近代的な様式の基盤であることが示される。 本書は、オートマタ、聴診器、電話、レコード、ラジオから缶詰製作や死體防腐処理技術等までを含んで、音響再生(音響再生産)の技術・思想・イデオロギーを分析し、ヘッドフォンによるデジタル音源の聴取に代表される現代的聴取の體制の起源と系譜をたどり、音響技術史にとどまらず、メディア論、感性の歴史、近代性の歴史と哲學に新たな視點をもたらしたジョナサン・スターンの代表作である。「音とは、亂雑で政治的な人間の活動圏の所産である」。視覚の特権化を廃し、音の経験に歴史的・社會的・文化的な外的要素を導入することによって、包括的な音の歴史と哲學を描きだした本書は、フーコーの考古學、マクルーハン、キットラー、クレーリーの系譜に新たな地平を拓き、近代の近代性を問いなおす、人文學の記念碑的著作である。図版資料収載。 音響再生産技術が私たちの聞き方を変えたのだとすれば、それはどこから來たのだろうか。音響再生産技術にまつわる実踐、観念、構図の多くは機械そのものに先行していた。フォノグラフ(と、さらには電話)をつくる基本的な技術は、それらが実際に発明されるよりも少しばかり前に存在していた。それではなぜ、音響再生産技術はまさにそれが登場した時代に登場し、他の時代には登場しなかったのか。音響再生産技術に先行していた何が、音響再生産技術を可能にし、望まれるものにし、現実的で意味あるものにしたのか。音響再生産技術が存在したのはどのような社會環境だったのか。なぜ、どのようにして、音響再生産技術はそれが引きうけたような特定の技術的で文化的な形態と機能を引きうけることになったのか。これらの問いに答えるために、我々はたんなる機械的な可能性を考慮することから、諸技術が登場した社會的で文化的な世界へと移る。 『聞こえくる過去[The Audible Past]』は、音響再生産──電話、フォノグラフ、ラジオ、その他の関連する技術──がもつ可能性の歴史を提供する。本書は、音響再生産を生みだした社會的で文化的な狀況を検討し、次に、これらの諸技術がどのようにしてより大きな文化的傾向を結晶化し、結びつけたのかを検討する。音響再生産技術は、音、人間の耳、聴覚能力、聴取実踐の根本的な性質が一九世紀を通じて大きく変容した所産である。(本文より) Jonathan Sterne(ジョナサン・スターン) 1970年生まれ。マギル大學美術史・コミュニケーション研究學部教授。専門は音響研究、メディア理論、メディア史など。1999年にイリノイ大學アーバナ・シャンペーン校コミュニケーション研究所で博士の學位を得た後、1999年から2004年までピッツバーグ大學で教鞭をとり、その後、カナダのマギル大學に移った。本書 Audible Past: Culutural Origins of Sound Reproductionで音響研究の第一人者としての地位を確立。その後の主な仕事に、MP3: The Meaning of a Format[Durham, NC: Duke University Press, 2012]や、音響研究のリーダー(The Sound Studies Reader [NY: Rout...展開全部) Jonathan Sterne(ジョナサン・スターン) 1970年生まれ。マギル大學美術史・コミュニケーション研究學部教授。専門は音響研究、メディア理論、メディア史など。1999年にイリノイ大學アーバナ・シャンペーン校コミュニケーション研究所で博士の學位を得た後、1999年から2004年までピッツバーグ大學で教鞭をとり、その後、カナダのマギル大學に移った。本書 Audible Past: Culutural Origins of Sound Reproductionで音響研究の第一人者としての地位を確立。その後の主な仕事に、MP3: The Meaning of a Format[Durham, NC: Duke University Press, 2012]や、音響研究のリーダー(The Sound Studies Reader [NY: Routledge, 2012])の編集がある。邦訳論文に「デジタル・オーディオの死と生」(“The Death and Life of Digital Audio.”, 2006。中川克志訳、表象文化論學會編『表象09』〈特集:音と聴取のアルケオロジー〉収載)がある。彼はまた、1994年以降ずっと、”Bad Subjects: Political Education for Everyday Life”(1992年にUCバークレーで始まった文化と政治に関するオンライン雑誌。おそらくもっとも古くから続いているオンライン雑誌)の一員である。様々な領域で多くの論文を生産しており、そのほとんどを自分のウェブサイトhttp://sterneworks.orgで公開している 訳者 中川克志(Nakagawa, Katsushi) 1975年和歌山県生まれ。橫浜國立大學大學院都市イノベーション研究院準教授。京都大學大學院文學研究科美學美術史學科博士後期課程単位取得満期退學。博士(文學)。専門はサウンド・アート研究と音響文化論。著書に、『音響メディア史』(谷口文和・福田裕大との共著、ナカニシヤ出版、2015年)、論文に「大正期日本における蓄音機の教育的利用の事例──雑誌『音樂と蓄音機』と日本教育蓄音機協會の場合」(山野英嗣編著『東西文化の磁場──日本近代の建築・デザイン・工芸における境界的作用史の研究』収載、國書刊行會、2013年)、 「松本秋則作品分類試論」『常盤台人間文化論叢』1號、2015年など 。 金子智太郎(Kaneko, Tomotaro) 1976年埼玉県生まれ。東京藝術大學美術學部芸術學科助教。東京藝術大學美術研究科芸術學専攻博士後期課程修了。博士(美術)。専門は美學、聴覚文化論。論文に、「八木良太の作品を通してみる物質文化」(八木良太展「サイエンス/フィクション」カタログ、2015年)、「磁気テープから演劇へ──ジョン・ケージ《ウィリアムズ・ミックス》」(『Art Trace Press』第3號、2015年)、「サウンド・パターンを聴く──トニー・シュヴァルツのドキュメンタリー録音」(『美學』第246號、2015年)など。 谷口文和(Taniguchi, Fumikazu) 1977年大阪府生まれ。京都精華大學ポピュラーカルチャー學部音楽コース講師。東京藝術大學大學院音楽研究科博士後期課程単位取得退學。音楽學の立場から、主に音楽における技術の受容について研究を行う。著書に、『音楽未來形──デジタル時代の音楽文化の行方』(増田聡との共著、洋泉社、2005年)、『音響メディア史』(中川克志・福田裕大との共著、ナカニシヤ出版、2015年)など。

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