監獄の近代

監獄の近代

《監獄の近代》是九州大學出版會出版的圖書,作者是赤司友徳

基本介紹

  • 中文名:監獄の近代 
  • 作者:赤司友徳
  • 出版時間:2020年1月
  • 出版社:九州大學出版會
  • 頁數:434 頁
  • ISBN:9784798502731
  • 定價:6000 元
內容簡介
明治政府は従來とは大きく異なる國家體制や法制度を整えながら近代化をめざした。明治の社會において、人びとは様々な自由と権利を獲得し経済発展による恩恵を享受した一方で、大きな社會変動にうまく適応できず、貧困に陥ったり、反政府活動や政治運動に身を投じたりするなどして犯罪者となり、監獄に収容されることも決して珍しくなかった。 かかる犯罪者を社會から隔離し、更生させ、再び社會復帰させる場としての監獄の諸制度も作られていった。新たな時代の監獄を、明治社會のなかでどのように位置づけていくのか。監獄行政に攜わった人びとは試行錯誤を繰り返し、不平等條約の解消にも関わる國際的な水準を目指して改良を進めていった。 本書では、監獄行政の視點から社會との相互作用に注目し、明治期において監獄行政の組織やその仕組みがいかなるかたちで作られ、受刑者の処遇が行われたのかを考察する。明治の監獄は経済、議會政治、宗教、地域社會などとどのように関わりながら、専門性を獲得し、組織と行政運営の自立を確立させていったのだろうか。 第1部では、內務省內における行刑機構の形成過程に注目する。監獄行政が様々な課題、とりわけ財政問題の解決を図りながらいかにして専門知の獲得と行政の方向性を定めていったのか、北海道集治監での囚徒作業、監獄費國庫支弁問題、明治20年代前後の監獄改良事業および東京府の巣鴨監獄建築事業を題材にする。 第2部では、囚徒の精神的な改善を行う監獄教誨制度の確立過程を取り扱う。內務省は財政的自立化を進めながら、同時に國際的な監獄改良ネットワークに接続して専門知の形成も図っていた。監獄行政の中樞を擔うようになる小河滋次郎、明治初年から篤志的に教誨に攜わってきた東西本願寺、あるいは教誨の制度策定にも関わるようになる原胤昭や留岡幸助らキリスト者。これらの関係性の中から、いかなる監獄教誨制度が生まれ、それが行刑機構の確立にどう作用したのか。そして最後に、それに深く立ち會った宗教への影響についても考察する。 赤司友徳(あかしとものり) 2015年、九州大學大學院人文科學府博士後期課程単位取得退學。ルール大學ボーフム東アジア研究學部 客員研究員、ルーヴェン・カトリック大學文學部客員研究員などを経て、現在、九州大學大學院醫學 研究院學術研究員(九州大學醫學歴史館學芸員)。博士(文學、九州大學)。 主な著作 寺內正毅関係文書研究會編『寺內正毅関係文書 1』(共著編、東京大學出版會、2019年) 「巣鴨監獄の誕生  ある公共建築事業を政治史として」(『九州史學』第184號、2019年) 「第一次世界大戦下におけるある知識人の日  波多野培根と大戦報  」(『西南學院史紀要』第10巻、2015年)

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