日版目錄,日文版本,印刷版本,十卷本,二十卷本,著作序跋,作者簡介,
日版目錄
[編集] 十巻本
24部128門より成り、各部は次の順に配列されている。
天地部=天文・気象・神霊・水・土石
人倫部=人間・家族
形體部=體の各部
疾病部=病気
術芸部=武芸・武具
居処部=住居・道路
舟車部=船・車
珍寶部=金銀・玉石
布帛部=布
裝束部=衣類
飲食部=食物
器皿部=器・皿
燈火部=燈火
調度部=日用品
羽族部=鳥
毛群部=獣一般
牛馬部=牛・馬
竜魚部=爬蟲類・両生類
魚貝部=魚類・海棲動物
蟲豸部=蟲類
稲谷部=稲・穀物
菜蔬部=野菜
果瓜部=果物
草木部=草木
[編集] 二十巻本
十巻本に比べ部の分割・統合・付加、名稱や配列の異同があり、32部249門より成っている。
配列は以下の通り。太字で示したものが二十巻本獨自の部、もしくは名稱の変更されている部である。
天部=天文・気象
地部=土石
水部=水
歳時部=暦
鬼神部=神霊
人倫部=人間
親戚部=家族
形體部=身體の各部
術芸部=武芸・武具
音楽部=音楽・楽器
職官部=官庁・官職名
國郡部=國名・郡名・郷名
居処部=住居・道路
船部=船
車部=車
牛馬部=牛・馬
寶貨部=金銀・玉石
香薬部=香
燈火部=燈火
布帛部=布
裝束部=衣類
調度部=日用品
器皿部=器・皿
飲食部=食物
稲谷部=稲・穀類
果瓜部=果物
菜蔬部=野菜
羽族部=鳥類
毛群部=獣一般
鱗介部=爬蟲類・両生類・魚類・海棲動物
蟲豸部=蟲
草木部=草木
日文版本
寫本
真福寺本=鎌倉時代寫・巻一~巻二のみ(寶生院真福寺蔵)
伊勢十巻本=室町時代初期寫・巻三~八のみ(神宮文庫蔵)
京本=江戸時代前期寫・巻四~六のみ(東京大學國語研究室蔵)
高松宮本=江戸時代前期寫・完本(國立歴史民俗博物館蔵)
松井本=江戸時代前期寫・完本(靜嘉堂文庫蔵)
京一本=江戸時代後期寫・巻七~十のみ(東京大學國語研究室蔵)
狩谷えき斎自筆訂本=江戸時代後期寫および校訂・完本(國立公文書館(舊內閣文庫)蔵)
前田本=明治時代寫・完本(前田尊経閣蔵)
※「下総本」系寫本
天文本=江戸時代後期寫・完本(東京大學國語研究室蔵)
[編集] 版本
享和版本=享和元年(1801年)刊・稲葉通邦校訂(底本=真福寺本)
楊守敬刊本=明治29年(1906年)刊・楊守敬校訂(底本=下総本系寫本)
[編集] 校注本
『箋注倭名類聚抄』=文政10(1827年)成立、明治16年(1883年)刊・狩谷えき斎校訂(底本=京本を諸本で校訂)
[編集] 二十巻本
現在、二十巻本の本文として最も流布しているのは、那波道円校注の「元和古活字本」である。
代わりに「慶安版本」「寛文版本」が広く用いられ、明治時代初期まで何度も刷を重ねた。
また寫本のうち「高山寺本」は、「國郡部」の後に古代律令制下の駅(うまや)を記しており、他の二十巻本には見られない獨自の本文を持つほか、本文の異同も多く、特に「國郡部」を見る際に「元和古活字本」とともに參照される。
[編集] 寫本
高山寺本=平安時代末期寫・巻六~十のみ(天理大學附屬天理図書館蔵)
伊勢二十巻本=室町時代初期寫・巻一~二および巻九~二十のみ(神宮文庫蔵)
大東急本=室町時代中期寫・完本(大東急記念文庫蔵)
[編集] 版本
元和古活字本=元和3年(1617年)刊・那波道円校訂
慶安版本=慶安元年(1648年)刊
寛文版本=寛文11年(1671年)刊
印刷版本
十卷本
文本
享和版本:享和元年(1801年)刊、稲葉通邦校訂(原稿:真福寺本)
二十卷本
文本
慶安版本:慶安元年(1648年)刊
寬文版本:寬文11年(1671年)刊
著作序跋
倭名類聚抄序
竊以延長第四公主,柔德早樹,淑姿如花,吞湖陽於胸陂,籠山陰於氣岸。年才七歲,初謁先帝。先帝以其姿貌言笑,每事都雅,特鐘愛焉,即賜御府箏手教授其譜。公主天然聰高,學不再問,一二年間,能究妙曲,十三弦上,更奏新聲。自醍醐山陵,雲愁水咽,永辭魏闕之月,不拂秦箏之塵,時時慰幽閒者,書畫之戲而已。於是因點成蠅之妙,殆上屏風;以筆回鸞之能,亦巧垂露。漸辨八體之字,豫訪萬物之名。其教曰:“我聞思拾芥者,好探義實;期折桂者,競采文華。至於和名,棄而不屑。是故雖一百帙《文館詞林》,三十卷《白氏事類》,而徒備風月之興,難決世俗之疑,適可決其疑者,《辨色立成》《楊氏漢語抄》太醫博士深根輔仁奉撰《集和名本草》,山州員外刺史田公望《日本紀私記》等也。然猶養老所傳,楊說才十部,延喜所撰,藥種只一端,田氏《私記》一部三卷,古語多載,和名希存,《辨色立成》十有八章,與楊家說名異實同。編錄之間,頗有長短。其餘《漢語抄》,不知何人撰,世謂之《甲書》,或呼為《業書》。甲則開口裒揚之名,業是服膺誦習之義,俗說兩端,未詳其一矣。又其所撰《錄名》,河魚為■,祭樹為<標申>。澡器為?泉等是也。汝集彼數家之善說,令我臨文無所疑焉。”
仆之先人,幸忝公主之外戚,故仆得見其草隸之神妙;仆之老母,亦陪公主之下風,故仆得蒙其松容教命。固辭不許,遂用修撰。或漢語抄之文,或流俗人之說,先舉本文正說,各附出於其注。若本文未詳,則直舉《辨色立成》《楊氏漢語抄》《日本紀私記》,或舉《類聚國史》《萬葉集》《三代式》等所用之假字,水獸有葦鹿之名,山鳥有稻負之號,野草之中,女郎花海苔之屬於期菜等是也。至如於期菜者,所謂六書法,其五曰假借,本無其字,依聲託事者平!內典梵語,亦復如是,非無所據,故以取之。或復有以其音用於俗者,雖非和名,既是要用,石名磁石、■石,香名之沉香、淺香,法師具之香爐、錫杖,畫師具之燕脂、故粉等是也。或復有俗人知其訛謬,不能改易者,?生訛為鮭,?讀如杉,鍛冶之音誤涉鍛治,蝙?若之名偽用?威?夷等是也。若此之類,注加今案,聊明故老之說,略述閭巷之談。
總而謂之,欲近於俗,便於事,臨忽忘如指掌,不欲異名別號,義深旨廣,有煩於披覽焉。上舉天地,中次人物,下至草木,勒成十卷。卷中分部,部中分門,廿四部百廿八門,名曰《和名類聚抄》。古人有言,街談巷說,猶有可采。仆雖誠淺學,而所注緝,皆出自前經舊史,倭漢之書,但刊謬補闕,非才分所及,內慚公主之照覽,外愧賢智之盧胡耳。(《倭名類聚抄》)
作者簡介
源順字具濟,日本村上天皇天曆中人。大納言定曾孫,左馬允舉子,能達和歌詩文。