《平家物語の女たち》是朝日新聞社出版的圖書,作者是宮尾 登美子
基本介紹
- ISBN:9784022579690
- 作者:宮尾 登美子
- 出版社:朝日新聞社
- 出版時間:2004年12月
- 頁數:185
- 定價:JPY 1365
- 裝幀:単行本
內容簡介
平家物語という題名は後年の呼稱であり、當初は『保元物語』や『平治物語』と同様に合戦が本格化した治承(元號)年間より『治承物語(じしょうものがたり)』と呼稱されていたと見られている。しかし、未だ確証を得ない。 平家物語の正確な成立時期は分かっていないものの、1240年に書かれた平信範の日記『兵範記』紙背文書に「治承物語六巻號平家候間、書寫候也」とあるため、それ以前に成立したと考えられている。しかし、「治承物語」が現存の平家物語にあたるかどうかは定かではなく、結局のところ未詳と言わざるを得ない。少なくとも延慶本の本奧書、延慶2年(1309年)以前には成立していたものと思われる。しかし、現存の延慶本が、そのまま奧書の時代の形をとどめているとは言えないというのが一般的である。 作者説として最古のものは吉田兼好の『徒然草』で、信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)なる人物が平家物語の作者であり、生仏(しょうぶつ)という盲目の音楽家に教えて語らせたことが記されている。その他にも、生仏が東國出身であったので、武士のことや戦の話は生仏自身が直接武士に尋ねて記録したことや、更には生仏と後世の琵琶法師との関連まで述べているなど、その記述は実に詳細である。この行長は、九條兼実に仕えていた家司で中山(藤原氏)中納言顕時の孫である下野守藤原行長ではないかと推定されている。また、『尊卑分脈』や『醍醐雑抄』『平家物語補闕剣巻』には、やはり顕時の孫にあたる葉室(はむろ。藤原氏)時長が作者であると書かれている。 しかしながら、すべて確証はなく不詳といわざるを得ない。 何より軍記物語の生成過程、あるいは成長過程から鑑みて、決して無駄のこととは言わない...(展開全部) 作者説として最古のものは吉田兼好の『徒然草』で、信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)なる人物が平家物語の作者であり、生仏(しょうぶつ)という盲目の音楽家に教えて語らせたことが記されている。その他にも、生仏が東國出身であったので、武士のことや戦の話は生仏自身が直接武士に尋ねて記録したことや、更には生仏と後世の琵琶法師との関連まで述べているなど、その記述は実に詳細である。この行長は、九條兼実に仕えていた家司で中山(藤原氏)中納言顕時の孫である下野守藤原行長ではないかと推定されている。また、『尊卑分脈』や『醍醐雑抄』『平家物語補闕剣巻』には、やはり顕時の孫にあたる葉室(はむろ。藤原氏)時長が作者であると書かれている。 しかしながら、すべて確証はなく不詳といわざるを得ない。 何より軍記物語の生成過程、あるいは成長過程から鑑みて、決して無駄のこととは言わないにしても、特定の作者を言い當てることは決して益のあることではない。