《家族関系を考える》是1980年9月講談社出版的圖書,作者是 [日]河合隼雄。
基本介紹
- 中文名:家族関系を考える
- 作者: [日]河合隼雄
- 出版時間:1980年9月
- 出版社:講談社
- 頁數:188 頁
- ISBN:9784061455900
- 定價:720 日元
內容簡介,圖書目錄,
內容簡介
家族における人間關係は一様なものではない。一人の異性を選択することによって成立する夫婦というヨコの關係、血のつながりで運命づけられた親子というタテの關係、さらに兄弟姉妹、親戚、こうした復雑さから、思いがけない対立や葛藤が生じてくる。家庭內暴力、離婚……。家族のあり方は、われわれの生きていく基盤として今、根本から問いなおされなければならない。本書は、日本社會の特質を踏まえつつ、母・父・子の深層の關係を追求、われわれが自立した人間として個性的に生きる場としての家族のあり方を模索する。
危険思想――夫婦の絆は親子の絆と十字に切り結ぶものである。新しい結合は、古いものの切斷を要請する。若い二人が結ばれるとき、それは當然ながら、それぞれの親子關係の絆を切り離そうとするものである。一度切り離された絆は、各人の努力によって新しい絆へとつくりかえて行かねばならない。この切斷の痛みに耐え、新しい絆の再制への努力をわかち合うことこそ、愛と呼べることではないだろうか。それは多くの人の苦しみと痛みの體験を必要とするものである。このような努力を前提とせず、ただ二人が結ばれたいとのみ願うのは、愛などというよりも「のぼせ」とでも呼んでおく方が妥當であろう。他の何事をしてもいいが、「愛する二人が結ばれると幸福になる」という危険思想にだけはかぶれないようにして欲しい、と願いたくなってくるのである。――本書より
圖書目錄
●実存的対決の場として
●愛の十字架
●相補性と共通性
●父権喪失
●母・娘結合
●きょうだいの力學
●いけにえ
●死後の生命
●自立と孤立
●永遠の同伴者