《近代中國の郷土意識》是研文出版出版的圖書,作者是佐藤仁史
基本介紹
- 中文名:近代中國の郷土意識
- 作者:佐藤仁史
- 出版社:研文出版
- 出版時間:2013年2月
- 頁數:451 頁
- 定價:7560 日元
- 裝幀:単行本
- ISBN:9784876363520
內容簡介
本書は、中國の江南地方という一地域社會に即して、清末民初期(20世紀初頭)に生成した郷土意識を切り口に中國の近代化について検討したものです。郷土意識に著目したのは、近代中國における郷土や地方という概念の登場が、清末に現れた文明や國家といった郷土と対立したり郷土を包摂したりする概念・制度の誕生と不可分の関係にあったからです。 分析に際しては、郷土意識が表現された媒體である郷土志、地方新聞や新たなスタイルの地方志などの出版物の存在に注目しました。そこには地域社會獨特の文脈において受容された「新観念」が反映されていたからです。 このような出版物を江南地方において出版したのが市鎮在住の生員・商人層を核とする指導層であり、出版量の多さからは市鎮が高い密度で存在した江南社會の地域性を見出すことができます。本書はこれらの史料をもとに、在地指導層が自らの居住する地域...(展開全部) 本書は、中國の江南地方という一地域社會に即して、清末民初期(20世紀初頭)に生成した郷土意識を切り口に中國の近代化について検討したものです。郷土意識に著目したのは、近代中國における郷土や地方という概念の登場が、清末に現れた文明や國家といった郷土と対立したり郷土を包摂したりする概念・制度の誕生と不可分の関係にあったからです。 分析に際しては、郷土意識が表現された媒體である郷土志、地方新聞や新たなスタイルの地方志などの出版物の存在に注目しました。そこには地域社會獨特の文脈において受容された「新観念」が反映されていたからです。 このような出版物を江南地方において出版したのが市鎮在住の生員・商人層を核とする指導層であり、出版量の多さからは市鎮が高い密度で存在した江南社會の地域性を見出すことができます。本書はこれらの史料をもとに、在地指導層が自らの居住する地域社會をどのような尺度を用いて、どのように位置づけるようになったのかを分析しています。 佐藤仁史 一橋大學社會學研究科準教授