神話と日本人の心(2016年岩波書店出版的圖書)

神話と日本人の心(2016年岩波書店出版的圖書)

本詞條是多義詞,共2個義項
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《神話と日本人の心》是岩波書店出版的圖書,作者是[日]河合隼雄,[日]河合俊雄。

基本介紹

  • 中文名:神話と日本人の心
  • 作者:[日]河合隼雄、[日]河合俊雄
  • 出版時間:2016年10月18日
  • 出版社:岩波書店
  • 頁數:372 頁
  • ISBN:9784006003463
  • 叢書:岩波現代文庫·學術
  • 售價:JPY 1420.00
內容簡介
河合隼雄が,ユング派分析家資格取得論文のテーマであった,日本神話の意味と魅力を,日本人読者に向けわかりやすく語る.太陽神アマテラスはなぜ女性なのか? ツクヨミの日本神話における役割とは? 世界の神話・物語との比較の中で日本人獨特の心性の深層にせまるとともに,現代社會の課題を探る.晩年の主著,初の文庫化.(解說=中沢新一) - 『昔話と日本人の心』など,日本の昔話と外國の昔話を比較して日本人獨特の心性の深層にせまった河合隼雄の議論は,有名である.それに最初に反応したのは,日本の児童文學者たちだったことが,自伝(『河合隼雄の読書人生』岩波現代文庫)にある.その後も,昔話など子ども向けの話だけでなく,竹取物語や源氏物語など日本の古典文學を通して,日本人獨特の心性を河合隼雄は探り続け,読者に提供してきた(本コレクション『源氏物語と日本人』『物語を生きる』參...(展開全部) 河合隼雄が,ユング派分析家資格取得論文のテーマであった,日本神話の意味と魅力を,日本人読者に向けわかりやすく語る.太陽神アマテラスはなぜ女性なのか? ツクヨミの日本神話における役割とは? 世界の神話・物語との比較の中で日本人獨特の心性の深層にせまるとともに,現代社會の課題を探る.晩年の主著,初の文庫化.(解說=中沢新一) - 『昔話と日本人の心』など,日本の昔話と外國の昔話を比較して日本人獨特の心性の深層にせまった河合隼雄の議論は,有名である.それに最初に反応したのは,日本の児童文學者たちだったことが,自伝(『河合隼雄の読書人生』岩波現代文庫)にある.その後も,昔話など子ども向けの話だけでなく,竹取物語や源氏物語など日本の古典文學を通して,日本人獨特の心性を河合隼雄は探り続け,読者に提供してきた(本コレクション『源氏物語と日本人』『物語を生きる』參照.いずれも岩波現代文庫). そして,最晩年に満を持して書かれたのが,この『神話と日本人の心』である.実は,本書の原型は,河合隼雄のユング分析家資格取得論文であった.それでは,なぜこの本が最晩年(2003年)に上梓されたのか.ヒントは,本書の「あとがき」の中にある.第二次世界大戦のときに軍閥によって日本神話が利用され,そのために思春期のときに抱いた嫌悪感は非常に強く,日本神話に關心をもつことなどあり得ないと思っていた.しかし,アメリカ,スイスと留學を続け,それもひたすら自己の內面を探索することを第一義とする訓練を受けているなかで,日本神話が自分にとって深い意味をもつことを知ったときは,驚きであると共に,それをそのまま受け入れることには強い抵抗を感じた.昔話については親近感を感じていたが,日本神話に対する拒否感は実に強いものがあったからである.(本書「あとがき」355頁) ところが,分析家のマイヤー氏に「自分のルーツを探ろうとしているうちに,自國の神話がでてくるのは,むしろ當然ではないか」と言われ,日本神話を読んでみると確かに面白いので,日本神話をもとにしてユング派分析家の資格取得の論文を書こうと河合隼雄は決心する.マイヤー氏の紹介でハンガリーの神話學者ケレニイ博士に會って「神話を何度も何度も読んで,心のなかに生まれてくる詩をそのまま書けば,最上の論文になる」と言われたことも,きっかけの一つとなったようだ.そして,1965年にめでたく資格を取得して帰國するのだが,最終試験の論文試問のときに,マイヤー氏は次のように言ったという. 試験官のマイヤー先生は「この論文には,お前の年齢に似ず,六十歳の知恵がある.日本に帰國したら,ここに書かれた內容を日本の人たちに伝えるのが,お前の使命だ」と言われた.私は大変に有難く感じたが,「いま日本で神話について述べても誰もまともに相手にしてくれないでしょう.いつか適切な時が來たら,世に問いたいと思う」と答え,それはそのようにすればいい,と先生は言われた.(本書「あとがき」356頁) そして,グローバル化の中で日本人のアイデンティティが問われている時代,この本がまさに日本人にとって必要になった時期に発表されたことは,本にとっても喜ばしいことであったのではないか.また,河合隼雄自身にとっても,まさに「六十歳の知恵」が熟成した時期に書かれたこともあり,一般の日本人にわかりやすい口調で,昔話や古典文學の知識を土台にして語ることができたこともよかったのではないか,と思う.河合隼雄の最晩年の代表作が文庫化されて,さらに多くの人びとに読まれることを心から願ってやまない.(文中敬稱略,現代文庫編集部 S.N.) 河合隼雄(かわい はやお) 1928年兵庫県生まれ.京都大學理學部卒業.1962年よりユング研究所に留學,ユング派分析家の資格取得.京都大學教授,國際日本文化研究センター所長,文化庁長官を歴任.2007年7月逝去.岩波書店より『河合隼雄著作集』(第一期,第二期)刊行.河合俊雄(かわい としお) 1957年奈良県生まれ.京都大學教育學研究科博士課程中退.チューリッヒ大學(Ph.D.).ユング派分析家資格取得.現在,京都大學こころの未來研究センター教授.著書に『心理臨床の理論』『ユング魂の現実性』ほか.

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