生命の政治學

生命の政治學

《生命の政治學》是岩波書店出版的圖書,作者是広井良典

基本介紹

  • 作者:広井良典
  • 出版時間:2015年2月17日
  • 出版社:岩波書店
  • 頁數:328 頁
  • ISBN:9784006003241
  • 裝幀:文庫
  • 叢書:岩波現代文庫·學術
內容簡介
従來,別個に論じられてきた,福祉國家・社會保障,環境政策,生命科學・生命倫理上の諸課題を,社會システムという観點から統合的に考察することで,ライフ=生命/生活を貫く,新しい人間理解の視座を提示する.國際比較を交え,サイエンスとケアを媒介した臨床的次元も織り込んで,「定常型社會」の構想を確かに進める.■本書の內容―「はじめに」の冒頭をご紹介します本書は,「生命」ということを中心的なコンセプトにすえて,これからの時代の社會構想あるいはそこで行われるべき基本的な価値選択について,その基礎となるような枠組みや考えの道筋を明らかにすることを目的とするものである.現代という時代において,あるいはこれからの時代の社會の構想において,特に本質的な意味をもつ三つの問題領域があると思われる.それは,(a)福祉國家あるいは(醫療・福祉などを含む)社會保障に關わる分...(展開全部) 従來,別個に論じられてきた,福祉國家・社會保障,環境政策,生命科學・生命倫理上の諸課題を,社會システムという観點から統合的に考察することで,ライフ=生命/生活を貫く,新しい人間理解の視座を提示する.國際比較を交え,サイエンスとケアを媒介した臨床的次元も織り込んで,「定常型社會」の構想を確かに進める.■本書の內容―「はじめに」の冒頭をご紹介します本書は,「生命」ということを中心的なコンセプトにすえて,これからの時代の社會構想あるいはそこで行われるべき基本的な価値選択について,その基礎となるような枠組みや考えの道筋を明らかにすることを目的とするものである.現代という時代において,あるいはこれからの時代の社會の構想において,特に本質的な意味をもつ三つの問題領域があると思われる.それは,(a)福祉國家あるいは(醫療・福祉などを含む)社會保障に關わる分野 (b)エコロジーあるいは環境政策/環境政治に關わる分野(c)生命倫理あるいは(生命)科學と人間との關係に關わる分野 という三つの領域だ.ところがこれらの領域は,日本のアカデミズムの強固な縦割り性も手伝って,それぞれが個別ばらばらに論じられており,それらが互いにどのような關係をもつのか,そしてまた,これらの領域の全體を視野に収めた上でのこれからの時代のトータルな社會構想や,そこでの価値判斷の枠組みはどのようなものであるべきかといった(もっとも本質的な)問いが正面から問われないまま今日に至っている.本書で「問い」として浮かび上がらせ追求していきたいのは,こうしたテーマに他ならない.この場合,內容的な掘り下げに入っていく前に,上記の(a)から(c)の領域に通底するコンセプトがあるとすれば,それは(広義の)「生命」という概念ではないかと思われる.ここでいう「生命」とは,(「生命科學」といった用語に示されるような)狹義のものではなく,英語の「Life」という語がそうであるように,「生活」という意味を含んでのそれである.このようにとらえれば,上記三つの問題領域――福祉・環境・生命倫理――を橫斷するコンセプトとして「生命/生活」があるということは比較的容易に理解されるだろうし,さらに言えば,そもそも「生命」と「生活」という二つの概念は,本來は一體的なものとして考えられるべきものではないだろうか.社會との關わりを含んだ具體的な「生活」への視點なしに理念的に「生命」を論じるだけでは一面的であるし,逆に「生命」ということについての洞察ぬきに「生活」を論じても表層的なものに終わってしまうと思えるからである.こうしたところにも,「福祉國家」と「エコロジー」と「生命倫理」を統合的なパースペクティブの中で論じることの意味の一端があると筆者は考えている.岩波現代文庫 學術324 広井良典(ひろい・よしのり)1961年岡山県生まれ.東京大學教養學部卒(科學史・科學哲學専攻),同大學院総合文化研究科修士課程修了.現在千葉大學法政経學部教授.この間マサチューセッツ工科大學(MIT)客員研究員.専攻は公共政策及び科學哲學.著書に『日本の社會保障』(岩波新書,エコノミスト賞受賞),『定常型社會』(岩波新書),『グローバル定常型社會』(岩波書店),『脫「成長」戦略 新しい福祉國家へ』(橘木俊詔との共著,岩波書店),『ケア學』(醫學書院),『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書,大佛次郎論壇賞受賞),『人口減少社會という希望』(朝日新聞出版)ほか多數.

相關詞條

熱門詞條

聯絡我們