物語を生きる 今は昔,昔は今

物語を生きる 今は昔,昔は今

《物語を生きる 今は昔,昔は今》是岩波書店出版的圖書,作者是河合隼雄,河合俊雄 編

基本介紹

  • 中文名:物語を生きる 今は昔,昔は今 
  • 作者:河合隼雄、河合俊雄
  • 出版社:岩波書店
  • 頁數:274 頁
  • ISBN:9784006003456
  • 定價:1140 日元
  • 裝幀:文庫
  • 叢書:岩波代代文庫·學術
內容簡介
河合隼雄は心理療法における物語の重要性に気づき,日本の王朝物語(9~11世紀)を現代人が自分たちの物語を作る上で參考にできるものはないか,という視點から読む.『竹取物語』『宇津保物語』『落窪物語』『浜松中納言物語』『平中物語』などに現われる,様々な物語のパターンが心理療法家獨特の目を通して分析される.(解說=小川洋子)(全6冊) - 「心理療法というのは,來談された人が自分にふさわしい物語をつくりあげていくのを援助する仕事だ」.河合隼雄は,心理療法における「物語」の重要性に気づき,日本の近代以前の物語,とくに9世紀から11世紀に書かれた『竹取物語』などをはじめとする王朝物語を取り上げて,この本で分析する.王朝物語を,現代の人間が自分の物語をつくりあげていく上での何らかの參考にできないか,という見方で読んでいくのだ. そのような視點から読んでいくと,日...(展開全部) 河合隼雄は心理療法における物語の重要性に気づき,日本の王朝物語(9~11世紀)を現代人が自分たちの物語を作る上で參考にできるものはないか,という視點から読む.『竹取物語』『宇津保物語』『落窪物語』『浜松中納言物語』『平中物語』などに現われる,様々な物語のパターンが心理療法家獨特の目を通して分析される.(解說=小川洋子)(全6冊) - 「心理療法というのは,來談された人が自分にふさわしい物語をつくりあげていくのを援助する仕事だ」.河合隼雄は,心理療法における「物語」の重要性に気づき,日本の近代以前の物語,とくに9世紀から11世紀に書かれた『竹取物語』などをはじめとする王朝物語を取り上げて,この本で分析する.王朝物語を,現代の人間が自分の物語をつくりあげていく上での何らかの參考にできないか,という見方で読んでいくのだ. そのような視點から読んでいくと,日本の王朝物語には,西洋の物語にはない獨特のパターンがいくつか見られ,繰り返されていることに気づかされる.たとえば,絶世の美女が男性と結ばれることなく立ち去っていく『竹取物語』のパターン,世継ぎを誰にするか政爭はあるが,殺人はおろか話し合いもなされない『宇津保物語』の不思議,いじめられた継子が結局は幸福になる『落窪物語』のパターン,『浜松中納言物語』に現われる「夢」や「トポス」の重要性…….様々なテーマにそって,王朝物語の特徵が心理療法家獨特の目を通して分析される. なぜ近代以前の物語か,という點については,以下の著者の言葉を參照していただきたい. 現在のように科學技術が発達してくると、人間はこれまで不可能と思っていたことでもどんどんできるようになって、下手をすると、科學技術萬能の考えに陥りやすい。人間が実際に生きてゆく上においては、それとは異なる思考が必要であり、その點において、「物語」ということが非常に大切になってくる。人間はその生涯にわたって、一人ひとり固有の「物語」を生きているのだ。このように考えると、日本の古い物語を読むことが、現代に生きることへとつながってくるのである。 ――「あとがき」より 岩波現代文庫 學術345 河合隼雄(かわい はやお) 1928年兵庫県生まれ.京都大學理學部卒業.1962年よりユング研究所に留學,ユング派分析家の資格取得.京都大學教授,國際日本文化研究センター所長,文化庁長官を歴任.2007年7月逝去.岩波書店より「河合隼雄著作集」(第一期,第二期)刊行.河合俊雄(かわい としお) 1957年奈良県生まれ.京都大學教育學研究科博士課程中退.チューリッヒ大學(Ph.D).ユング派分析家資格取得.現在,京都大學こころの未來研究センター教授.著書に『心理臨床の理論』 『ユング 魂の現実性』ほか.

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