源俊頼

源俊頼

《源俊頼》是2012年笠間書院出版社出版的圖書,作者是日高野瀬恵子。

基本介紹

  • 作者:日高野瀬恵子
  • ISBN:9784305706461
  • 頁數:118
  • 定價:JPY1200
  • 出版社:笠間書院
  • 出版時間:2012-7-30
  • 裝幀:平裝
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內容介紹

コレクション日本歌人選 46

作者介紹

1957年,千葉縣生

作品目錄

目次
01 春のくる朝の原を見わたせば霞も今日ぞ立ちはじめける
02 庭も狹に引きつらなれる諸人の立ちゐる今日や千代の初春
03 春日野の雪を若菜につみそへて今日さへ袖のしをれぬるかな
04 梅が枝に心も雪のかさなるを知らでや人の訪へといふらむ
05 春雨は降りしむれども鶯の聲はしをれぬものにぞありける
06 山桜咲きそめしよりひさかたの雲ゐに見ゆる滝の白糸
07 はかなしな小野の小山田作りかね手をだにも君果ては觸れずや
08 梢には吹くとも見えで桜花かほるぞ風のしるしなりける
09 春霞たなびく浦は満つ潮に磯こす波の音のみぞする
10 白河の春の梢を見渡せば松こそ花の絕え間なりけれ
11 掃く人もなき古里の庭の面は花散りてこそ見るべかりけれ
12 帰る春卯月の忌にさしこめてしばし御阿禮のほどまでも見ん
13 待ちかねて訪ねざりせば時鳥たれとか山の峽に鳴かまし
14 雪の色を盜みて咲ける卯の花は冴えでや人に疑はるらむ
15 おぼつかないつか晴るべき佗び人の思ふ心や五月雨の空
16 この里も夕立しけり淺茅生に露のすがらぬ草の葉もなし
17 風ふけば蓮のうき葉に玉こえて涼しくなりぬ蜩の聲
18 澄みのぼる心や空を払ふらん雲の塵ゐぬ秋の夜の月
19 山の端に雲の衣を脫ぎすててひとりも月の立ちのぼるかな
20 初雁は雲ゐのよそに過ぎぬれど聲は心に留まるなりけり
21 むら雲や月の隈をばのごふらん晴れゆくままに照りまさるかな
22 うづら鳴く真野の入江の浜風に尾花なみよる秋の夕暮れ
23 あすも來む野路の玉川萩こえて色なる波に月やどりけり
24 染めかけて籬にさほす藤袴まだきも鳥の踏み散らすかな
25 さを鹿のなく音は野べに聞こゆれど涙は床のものにぞありける
26 嵐をや葉守の神もたたるらん月に紅葉の手向けしつれば
27 古里は散るもみぢ葉にうづもれて軒のしのぶに秋風ぞふく
28 明けぬともなほ秋風はおとづれて野辺のけしきよ面変りすな
29 いかばかり秋の名殘をながめまし今朝は木の葉に嵐ふかずは
30 日暮るればあふ人もなし正木散る峰の嵐の音ばかりして
31 はし鷹をとり飼ふ沢に影みればわが身もともに鳥屋がへりせり
32 衣手の冴えゆくままにしもとゆふ葛城山に雪はふりつつ
33 柴の庵のねやの荒れまにもる雪はわがかりそめの上著なりけり
34 君が代は松の上葉にをく露のつもりて四方の海となるまで
35 曇りなく豊さかのぼる朝日には君ぞつかへん萬代までに
36 夜とともに玉ちる床のすが枕見せばや人に夜半のけしきを
37 君戀ふと鳴海の浦の浜ひさぎ萎れてのみも年を経るかな
38 數ならで世に住の江の澪標いつを待つともなき身なりけり
39 憂かりける人を初瀬の山おろしよはげしかれとは祈らぬものを
40 葦の屋のしづはた帯の片むすび心やすくもうちとくるかな
41 あさましやこは何事のさまぞとよ戀ひせよとても生まれざりけり
42 涙をば硯の水にせきれつつ胸を焼くとも書く御法かな
43 日の光あまねき空の気色にもわが身ひとつは雲がくれつつ
44 行く末を思へばかなし津の國の長柄の橋も名は殘りけり
45 上における文字は真の文字なれば歌も黃泉路を助けざらめや
46 蜘蛛の糸かかりける身のほどを思へば夢の心地こそすれ
歌人略伝
略年譜
解說「源俊頼--平安後期歌人にふれる楽しさ--」(高野瀬恵子)
読書案內
【付録エッセイ】「俊頼と好忠」(馬場あき子)

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