《平家物語無常を聴く》是講談社出版的圖書,作者是杉本 秀太郎
基本介紹
- 書名:平家物語無常を聴く
- 作者:杉本 秀太郎
- 出版社:講談社
- 出版時間:2002年8月9日
- 頁數:432 頁
- 裝幀:文庫
- ISBN:9784061595606
- 叢書:講談社學術文庫
- 售價:JPY 1404
內容簡介
ゆれ定まらぬもの、常ならざるものと対峙した珠玉のエッセイ 〈第23回大佛次郎賞受賞作〉 驕れる平家、その専橫の犠牲者・成親と俊寛。清盛なきあとの平家を京から追う義仲、壇の浦に沈める義経。騒亂の巻き添えとなった多くの者、そして生き殘った平家の人々。すべては「無常」の中に流れてゆく。 平家一門の興隆から滅亡までを描いた不朽の古典を精読し、ゆれて定まらぬもの、常ならざるものと向きあった珠玉のエッセイ。 『平家』を読む。それはいつでも物の気配に聴き入ることからはじまる。身じろぎして、おもむろに動き出すものがある。それにつれて耳に聞こえはじめるのは、胸の動悸と紛らわしいほどの、ひそかな音である。『平家』が語っている一切はとっくの昔、遠い世におわっているのに、何かのはじまる予感が、胸さわぎを誘うのだろうか。それとも、何かのおわる予感から、胸がざわめきはじめるのだ...(展開全部) ゆれ定まらぬもの、常ならざるものと対峙した珠玉のエッセイ 〈第23回大佛次郎賞受賞作〉 驕れる平家、その専橫の犠牲者・成親と俊寛。清盛なきあとの平家を京から追う義仲、壇の浦に沈める義経。騒亂の巻き添えとなった多くの者、そして生き殘った平家の人々。すべては「無常」の中に流れてゆく。 平家一門の興隆から滅亡までを描いた不朽の古典を精読し、ゆれて定まらぬもの、常ならざるものと向きあった珠玉のエッセイ。 『平家』を読む。それはいつでも物の気配に聴き入ることからはじまる。身じろぎして、おもむろに動き出すものがある。それにつれて耳に聞こえはじめるのは、胸の動悸と紛らわしいほどの、ひそかな音である。『平家』が語っている一切はとっくの昔、遠い世におわっているのに、何かのはじまる予感が、胸さわぎを誘うのだろうか。それとも、何かのおわる予感から、胸がざわめきはじめるのだろうか。――(本書より)