《中國の伝統思想》是みすず書房出版的圖書,作者是島田 虔次
基本介紹
- 書名:中國の伝統思想
- 作者:島田 虔次
- 出版社:みすず書房
- 出版時間:2001年5月25日
- 頁數:463 頁
- 裝幀:単行本
- ISBN:9784622031116
- 價格:JPY 5184
內容簡介
〈儒教の中には今なお生きているものが存在し、また、それを正當に更に生きしめるべきであると信ずる。私が期待するのは儒教に対する冷靜な分析、正當な評価であり、新しく総合的に創造さるべき現代文化のなかでそれが生かされることである。〉(東アジア知識人會議における著者の報告より) 著者の中國思想史研究がエポック・メイキングであったのは、この「儒教文明は未來を紡ぐに足る思想」と確信する立腳點に立ったからにほかならない。本書は、その著者が中國の前近代思想にかんして様々な機會に、そして一般読者に向けて書いた文で編まれている。巻頭におかれた中國像の全體から、著者によって再発見された思想史の黃金時代「明末清初」にかんする各論、そして古典の注釈、學問の方法、さらに著者の學問の源泉をなす先學についてのエッセイ、自畫像というべき「自述」に至るまで、実に緊密な構成をもった一巻で...(展開全部) 〈儒教の中には今なお生きているものが存在し、また、それを正當に更に生きしめるべきであると信ずる。私が期待するのは儒教に対する冷靜な分析、正當な評価であり、新しく総合的に創造さるべき現代文化のなかでそれが生かされることである。〉(東アジア知識人會議における著者の報告より) 著者の中國思想史研究がエポック・メイキングであったのは、この「儒教文明は未來を紡ぐに足る思想」と確信する立腳點に立ったからにほかならない。本書は、その著者が中國の前近代思想にかんして様々な機會に、そして一般読者に向けて書いた文で編まれている。巻頭におかれた中國像の全體から、著者によって再発見された思想史の黃金時代「明末清初」にかんする各論、そして古典の注釈、學問の方法、さらに著者の學問の源泉をなす先學についてのエッセイ、自畫像というべき「自述」に至るまで、実に緊密な構成をもった一巻である。 透徹した分析の眼とともに、根底に流れる「中國の伝統思想」に対する哀惜と畏敬の念が、執拗低音のように感じられ、快い。著者の「東アジア儒教史」の雄大な構想は果たされなかったとしても、そのためになされた「伝統」をめぐる著者の思索に、遺されたこの一巻を通して耳を傾けることができるのは、「近代」以後を生きる読者すべてにとっての幸いであろう。 島田虔次[シマダケンジ] 1917年広島県三次に生まれる。1941年京都帝國大學文學部史學科卒業。1943年東方文化研究所助手。1946年東海大學予科教授。1949年京都大學人文科學研究所助教授、ついで教授。1976年京都大學文學部教授。1981年退官。1997年日本學士院會員。2000年逝去。