だれが原子をみたか

だれが原子をみたか

《だれが原子をみたか》是岩波書店出版的圖書,作者是江沢洋

基本介紹

  • 作者:江沢洋
  • 出版時間:2013年1月16日
  • 出版社:岩波書店
  • 頁數:402 頁
  • ISBN:9784006002817
  • 裝幀:文庫
  • 叢書:岩波現代文庫·學術
內容簡介
原子を見ることすらできない時代になぜその存在を理解できるようになったかを科學史的に記述した本.単なる歴史的な解説ではなく,それぞれの時代の科學者の探求のなかに,物理的に思考するとはどういうことかを織り込みながら解説する.ときに自分たちで実験しながら仮説と事実との関係を深く考える教育の本としても魅力がある. - だれも原子を見た人はいないだろう.それなのに,この本には《だれが原子をみたか》という題がついている. この本には何が書いてあるのか? 原子は目に見えない.しかし,物質が微小な粒からできているという証拠をかいまみた人は,昔からたくさんある.これにたいして反対の証拠をあげた人もあり,また科學が進んでからは,原子だなんて,とりだして測定にかける望みがないのだから科學の対象にできぬといって反対する人もでた.論爭がおさまったのは,二十世紀にはいってからで...(展開全部) 原子を見ることすらできない時代になぜその存在を理解できるようになったかを科學史的に記述した本.単なる歴史的な解説ではなく,それぞれの時代の科學者の探求のなかに,物理的に思考するとはどういうことかを織り込みながら解説する.ときに自分たちで実験しながら仮説と事実との関係を深く考える教育の本としても魅力がある. - だれも原子を見た人はいないだろう.それなのに,この本には《だれが原子をみたか》という題がついている. この本には何が書いてあるのか? 原子は目に見えない.しかし,物質が微小な粒からできているという証拠をかいまみた人は,昔からたくさんある.これにたいして反対の証拠をあげた人もあり,また科學が進んでからは,原子だなんて,とりだして測定にかける望みがないのだから科學の対象にできぬといって反対する人もでた.論爭がおさまったのは,二十世紀にはいってからである. この本は,二十數世紀にわたるその論爭の歴史をたどる.君だったら,だれが原子の決定的な証拠をみたと判斷するか? そう問いかけるのが,この本の題である. この本はおもしろいか? 著者の私はおもしろいと思いながら書いた.書くのが楽しかった. 歴史をたどってみて,理科の教科書がいかに性急でひとりよがりであるかをあらためて感じた.教科書にはよく“…の実験から…がわかる”と書いてあるけれども,君たちは,いつもそれで“わかった”と思うか? たとえば,トリチェリは,“管に水銀をみたして倒立させると水銀がある高さまでさがってとまる”という教科書にある観察だけから“管の上部に真空ができた”と結論したのではない.この実験をはじめて見る君たちも,トリチェリと同じく“もっと他の実験もしなければ真空ができたとはいえない”と思って當然なのだ. この本を書くために,歴史の重要な曲り角となった実験を仲間たちと実際にやってみた.どれもいちどではうまくいかなかったけれど,それだけに思いがけない発見があって楽しかった.君たちがやってみる場合の參考に,私たちのとった手順がこまかに記録してある. 科學の歴史は,仮説と実験の試行錯誤の歴史である.それをたどってみて,人間というものはずいぶんいろいろのことを考えるものだと感心もし,おもしろく思った.おもしろかっただけでなく,案外,この積み上げが西歐科學の伝統というものかもしれないと考えた.(中略) 読むのに骨がおれると思ったら,はじめは,どこでも勝手なところから拾い読みすることからはじめてください.部分的な網をためてから,あとで全體を読みとおして,それをつなぎあわせればよい. (本書“はしがき”より) ---- 1976年に,シリーズ“科學の本”の1冊として刊行された本書は,科學のアイデアが歴史上どのようにして生まれたかを知る恰好の本として,非常に多くの読者に迎え入れられた.ブラウン運動の観察に始まり,トリチェリの真空実験やガリレイの考察,そしてアインシュタインがブラウン運動の不思議をどう説明したか,みごとに解説される. 江沢 洋(えざわ ひろし) 1932年,東京に生れる.東京大學理學部物理學科卒.東京大學理學部助手,米國メリーランド大學,イリノイ大學,ドイツのハンブルク大學を経て學習院大學教授.その間,米國のベル研究所研究員.著書に‘量子力學 I, II’(共著),‘てこと仕事’(ともに岩波書店).‘相対性理論’(裳華房),‘力學――高校生・大學生のために’.‘物理は自由だ1,2’(ともに日本評論社).訳書に‘R.P. ファインマン:物理法則はいかにして発見されたか’(岩波現代文庫)など.また‘理化學辭典’,‘科學の事典’(ともに岩波書店)の編集,監修に參加.

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