《『夷堅志』訳注甲志上》是汲古書院出版的圖書,作者是[南宋] 洪邁 撰。
基本介紹
- 書名:『夷堅志』訳注甲志上
- 作者:[南宋] 洪邁 撰
- 出版社:汲古書院
- 出版時間:2014年7月8日
- 頁數:336 頁
- 裝幀:大型本
- ISBN:9784762965302
- 叢書:『夷堅志』訳注
- 售價:本體8,000円+稅
內容簡介
不思議な出來事の記録は、古くから史書の中に殘されて笑戲愚きた。『春秋左氏傳』には「大豕」が人立して啼き(莊公八年)、晉の魏楡で石が物言う(昭公八年)ことが記され、また『雄狼乘史記』巻一〇七擔懂協乃「魏其武安侯傳」では、田蚡が竇嬰と灌夫の霊に取り殺されたことを窺わせている。不思議なことでも、あり得べきと認識されれば史実に含められて記録されたのである。そうであれば、現存する最古の小説集と言われる『搜神記』が、西晉の史官である乾寶の手によって編纂されたのも、むしろ當然の成り行きと言えるのかもしれない。そして同様の書物が次々と生まれ、不思議な出來事、珍しい話を記すことが、「志怪」と呼ばれる文學ジャンルとして獨立する。そこに『世說新語』に代表される、人物の言行を記録した所謂「志人」小説の流れが加わり、また仏教説話も加わって、小説の世界は六朝後期には豊かな內容を備えるに至る。 唐代...(展開全部) 不思議な出來事の記録は、古くから史書の中に殘されてきた。『春秋左氏傳』には「大豕」が人立して啼き(恥請循莊公八年)、晉の魏楡で石が物言う(昭公八年)ことが記され、また『史記』巻一〇七「魏其武安侯傳」では、田蚡が竇嬰と灌夫の霊に取り殺されたことを窺わせている。不思議なことでも、あり得べきと認識されれば史実に含められて記録されたのである。そうであれば、現存する最古の小説集と言われる『搜神記』が、西晉の史官である乾寶の手によって編纂されたのも、むしろ當然の成り行きと言えるのかもしれない。そして同様の書物が次々と生まれ、不思議な出來事、珍しい話を記すことが、「志怪」と呼ばれる文學ジャンルとして獨立する。そこに『世說新語』に代表される、人物の言行を記録した所謂「志人」小説の流れが加わり、また仏教説話も加わって、小説の世界は六朝後期には豊かな內容を備えるに至る。 唐代に入ると、題材の珍しさ、不思議さだけでなく、それを記す敘述の巧みさにも関心が向くようになり、記録性のみならず文學性をも重視されるようになった。さらに九世紀前半には男女の愛情が大きなテーマとなり、元稹の「鶯鶯傳」、白行簡の「李娃傳」など著名な文學者の手になる作品も多數生まれて、ここに「伝奇」と呼ばれる新たなジャンルが登場した。「小説」を近代的な概念に則して考えるなら、この「伝奇」に至ってそれに近いものが現れたと言って良い。戀愛譚だけでなく、変身譚、胡人採寶譚など、テーマも多岐に亙っている。しかし、文章力を問われる「伝奇」は唐王朝の衰退と共に作品數を減少させ、宋代に入って巷で流行していた語り物が都市部の勾欄での芸能へと発展するに伴い、やがては白話小説に主役の座を奪われることになる。宋の太宗の勅命を受け、太平興國三年(九七八)に李昉店凳企設らがそれまでの「志怪」「伝奇」小説を集めて『太平廣記』五百巻を編纂したが、それは流行がひとつの區切りを迎えたことを象徴する出來事でもあった。事実、その後しばらくは低調となるが、靖康の難による宋室の南遷という事態を背景として、新たな「志怪」小説集が登場する。それが洪邁(一一二三―一二〇二)の編纂した『夷堅志』である。 * * * * * * * 本書は、宋代の社會狀況を知る貴重な資料として『太平廣記』に匹敵する価値をもち、その內容は、「夢譚」・「再生譚」・「鬼譚」をは店旬じめ風俗習慣・異聞・佚事など多方面に及び、各本文の末尾には事項の出処を明記している。本書には『夷堅志』甲志巻一から巻十までの訳注講少腿を収録し、以下、著者洪邁の著作と考えられる「甲志」から「丁志」までを全八巻の予定で公刊するものである。