劇情簡介
《37.5℃的淚》講述的是,37.5℃那是關係到小孩子能不能去保育園的警戒線。任職於病兒保育機構,人稱病兒保育士的桃子,她的工作是幫需要上班的父母照顧因為生病,無法去保育園的小孩子。但是因為她不擅長笑容,詭異的笑容常常嚇到家長與小孩。她接觸過各式各樣的家庭,有在母親前後態度不一的孩子、也有難搞的恐龍家長……請跟著桃子一起去看看這些父母如何在親情、家庭、工作之間做取捨吧
分集劇情
第一話
杉崎桃子(蓮佛美沙子)は、訪問型の病児保育を提供する“リトルスノー”の新米病児保育士。熱を出すなど病気のため保育園で預かってもらえない子供の家に行き、世話をするのが仕事だ。
ぎこちない笑顏が原因で保護者とコミュニケーションがとれず1年で保育園をクビになった苦い経験のある桃子は、この日、上司の朝比奈元春(成宮寛貴)の指示を受け、病児保育士として初めて一人で子供の世話をすることに。
桃子が訪れた家はシングルマザーの森聡美(中越典子)の家。綺麗なスーツに身を包んだ聡美がドアを開けると、そこは床一面に物が散亂したゴミ屋敷だった…。聡美とは対照的にヨレヨレの服を著た息子の海翔(林田悠作)が姿を現す。病気の息子を粗野に扱う聡美につい口を出したくなる桃子の頭を、社長の柳主稅(藤木直人)から厳しく叩き込まれた“リトルスノー”の病児保育三原則がよぎる。
「子供を注意するな、叱るな、自分の価値観を押し付けるな」
ぐっと言葉を飲み込む桃子だったが、その後も仕事に追われるあまり息子に気が回らない聡美の様子が気になってしまう。しかし忙しい聡美のためにと、気合を入れて部屋の掃除をした桃子を待っていたのは、なんとクレームだった。
「きみがしたのは余計なことだ」と帰るなり柳に喝を入れられ、先輩病児保育士の関めぐみ(水野美紀)からも「病児保育士が家に來たらお母さんが出かけてしまう、私たちは子供にとって悪魔みたいな存在」と諭されてしまう。
翌日、桃子が仕事で向った先は篠原健介(速水もこみち)の家。1周間前に妻が家を出て行ったという篠原家では、無愛想な父親の後ろから姿を現した息子の健太(橫山歩)が「ママがいい」と泣き、結局一度も笑ってもらえない。
その頃、桃子の実家では6年前に家を飛び出し絕縁狀態の桃子を呼び戻そうと母・富美子(淺野溫子)と兄・優樹(水上剣星)が畫策していた。
桃子と家族、母の間に一體何があったのか?家族の確執が徐々に明らかに……。
そして再び訪問することになった聡美の家で、病児保育士桃子を最大のピンチが襲う!
第二話
新米病児保育士の桃子(蓮佛美沙子)の職場・リトルスノーを訪ねてきた謎の小學生は上司・朝比奈(成宮寛貴)の娘の小春(鈴木梨央)だった。獨身と思い込んでいた朝比奈が父親だったことに驚く桃子だったが、朝比奈と小春の間の微妙な空気が気にかかる。病児保育に向かった先の佐々木家では、優しそうな母の真理恵(安達祐実)と、おとなしい結衣(須田理央)にホッとする桃子。しかし、母親がいなくなった途端、元気にゲームを始めるわ目を盜んでアイスを食べようとするわ、結衣はやりたい放題。桃子は結衣に仮病の疑いを持つが、社長の柳(藤木直人)に「本當の腹痛でも仮病でも病児保育士のやるべきことに変わりない」と釘を刺されてしまう。
「娘の病気を心配している母親に仮病を知らせないなんて、納得いかない」ファミレスで親友の優美香(トリンドル玲奈)に愚痴っていると、リトルスノーの客で離婚協定中の篠原(速水もこみち)、健太(橫山歩)親子に缽合わせてしまう。能天気な優美香が席を外したことで、篠原親子と夕食を共にすることになり…。
翌日、小春が熱を出し、仕事を抜けられない朝比奈に代わって桃子が小春の病児保育をすることに。初めて上がる上司の家と、ひとくせありそうな小春に緊張する桃子だったが、朝比奈がさりげなく小春と自分の分のお弁當を作ってくれていたことに心打たれて…母親を亡くしてから3年間、父親の作ったお弁當を拒み続けていた小春は「幼少期に一度もお弁當を作ってもらったことのない」という桃子が夢中でお弁當を食べる姿を見て…。
そのころ介護が必要となった桃子の父・誠一郎(石田登星)をよそに、母・富美子(淺野溫子)と兄・優樹(水上剣星)、姉・香織(田上唯)がある相談を始めていた。
そして再び訪れた佐々木家で、たびたび噓をつき母親の真理恵を困らせる結衣に耐えかねて、ついに仮病の話を切り出してしまう桃子。
母、兄、姉たちの都合のいい思惑が桃子へと迫るなか、またしても家庭の問題に口を出しピンチが襲う。
第三話
病児保育士としてのセールスポイントがないため、未だ1度も指名を受けたことのない桃子(蓮佛美沙子)に、ついに初指名の日がやってきた!相手はまさかの篠原(速水もこみち)。
息子の健太(橫山歩)が桃子になつき、指名をもらえたことに嬉しい桃子だったが、保育中に離婚協定中の篠原の妻・久美子(滝沢沙織)が押しかけて…。
一方、ビジネスとして會社を成長させるため、マニュアルを外れてクレームばかり受ける桃子に厳しい評価をしている柳(藤木直人)と、桃子の病児保育士としての成長を認めている朝比奈(成宮寛貴)の間では意見が対立していた。
しかし、柳は意外にもそんな桃子を、仕事上の付き合いでも大事な顧客であるカリスマ・ママタレント大橋華絵(矢田亜希子)の元へと送り出す。
わがまま放題に育てられた娘の姫華(小菅汐梨)に振り回される桃子は、病児保育のマニュアルと華絵からの注文の間で板挾みにあい、理不盡なことでいちいちクレームをつけられてしまう。
疲労困憊の桃子が気力を振り絞って姫華の熱を計ろうとしたとき、嫌がって逃げた姫華が吹き抜けの2階から足を滑らせて…!!
重要な顧客の元に桃子を送り出した柳の真意とは!?
そして朝比奈は亡き妻・小雪(松島花)の命日を前に娘の小春(鈴木梨央)との間の深い溝に頭を悩ませていた。朝比奈と小春の間に亀裂を入れた3年前の“ある出來事”とは…。小春の切ない思いと朝比奈の親心が交錯する。
さらに、家を出た桃子の行方を追っていた毒母・富美子(淺野溫子)と兄・優樹(水上剣星)は父親の誠一郎(石田登星)の介護を押し付けようと、桃子の居場所を突き止める!
桃子の過去に暗い影を落とす毒母の手がすぐそこまで迫っていた…。
第四話
病児保育士の桃子(蓮佛美沙子)が訪問したのは、子供のいる親同士で再婚し、血の繋がらない兄弟のいる「ステップファミリー」の北原家。
兄弟そろってプール熱にかかったため、桃子の教育系で先輩保育士めぐみ(水野美紀)と一緒に病児保育に行くことに。研修期間以來、初めてめぐみと一緒に保育をする桃子は成長した姿を見せたいと張り切るが…。
北原家の母親・真依子(佐藤仁美)は、夫に遠慮しすぎるために、血の繋がらない次男・拓也(加藤瑛斗)にばかり気を遣い、わがまま放題に育てる一方で、長男の翔馬(須田瑛斗)には何かと「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」と厳しすぎる態度をとっていた。
寂しさに耐えじっと我慢する翔馬の様子が気にかかり、母親との思い出の絵本を読み聞かせてあげる桃子。
そんな桃子に翔馬は徐々に心を開いていく…。
しかし、翔馬がまどろみながら思わず桃子に向かって「ママ…」と話しかけた途端、それを見ためぐみの様子が一変、動揺して絵本を取り上げてしまう。
「病児保育士なんてしょせん何時間か子供と一緒に留守番するだけの存在」
尊敬していためぐみの口から出た言葉にショックを受ける桃子は、その日上司の朝比奈(成宮寛貴)からめぐみのトラウマになっている3年前の事件を聞くことに…。
3年前、めぐみが病児保育士として訪問したステップファミリーの家庭に深入りし、子供と親密になりすぎたことで起きた悲しい事件は、現在柳(藤木直人)が徹底している「病児保育三原則」を作るきっかけとなっていた。
一方朝比奈は娘の小春(鈴木梨央)が自分を避け、學校行事のお知らせを渡していなかったことで學校に呼び出される。
授業參観に駆け付けるも、娘との亀裂は深まるばかりで…。
その頃、リトルスノーの客・篠原(速水もこみち)は、浮気して家を出た妻の久美子(滝沢沙織)から離婚屆を突きつけられていた。
そして再び桃子とめぐみが北原家の病児保育に行くことに。
めぐみの過去を知った桃子と、過去のトラウマを乗り越えたいめぐみが家族と向き合うためにとった行動とは…。
そしてついに家族と縁を切っていた桃子の居場所を突き止めた兄・優樹(水上剣星)が桃子の前に現れる。
毒母・富美子(淺野溫子)の手が再び桃子を捕らえる日が近づいていた。
第五話
桃子(蓮佛美沙子)の家を突き止め、勝手に上がり込んでくつろいでいた兄・優樹(水上剣星)は桃子にとって母親の存在と強く結びついている手作りの『キルト』を土產に「父が倒れたから戻ってくるように」という伝言を殘し帰っていく。
6年前逃げるように家を出たまま家族と絕縁狀態の桃子の中で、母・富美子(淺野溫子)に対する罪悪感が大きくなっていく。
そんな中桃子が訪れたのは母親が入院中の伊藤家。
家事に不慣れな父親・敬二(綾部祐二)は、家の中のどこに何があるのかわからず引き継ぎは大混亂。
応援に駆けつけた朝比奈(成宮寛貴)と、桃子は突然大切な人がいなくなった時の大変さについて想いを馳せる。
そして朝比奈は、父親が倒れたのに実家に帰ろうとしない桃子の様子に違和感を覚えていた。
翌日、小春(鈴木梨央)が熱を出し、桃子が病児保育をすることに。小春を連れて行った先の病院で篠原(速水もこみち)と息子の健太(橫山歩)に遭遇。 篠原が離婚して健太のためにやり直そうと踏み出したことを知る桃子。一方の篠原は桃子のことを親しげに「桃ちゃん」と呼ぶ朝比奈の存在が気になる……。
桃子が小春の病児保育をする一方で、朝比奈はリトルスノーの業務拡大のために神奈川の病院との提攜を進めていた。その擔當醫はなんと兄・優樹…。桃子の知らないところで家族の包囲網がすぐそこまで迫っていた。
朝比奈と小春の間の亀裂には、3年前に小春の母・小雪(松島花)が亡くなる際に朝比奈がついた悲しい噓が原因であることを知った桃子は心を痛める。再び小春の病児保育をしている時、偶然小雪からのビデオレターを見つけてしまい…。小雪のビデオレターの內容に沖撃を受ける小春と朝比奈、親子の絆を取り戻すことはできるのか!?
そして、自分の家族との絆の修復に淡い期待を抱く桃子。
毒母・富美子が電話で伝えた意外な一言が桃子の心の隙間に入り込む…!?
第六話
過去の暗い思い出を振り切って、引き寄せられるように鎌倉の実家に戻ってしまった桃子(蓮佛美沙子)。朝比奈(成宮寛貴)と小春(鈴木梨央)の和解を目の當たりにして、自分も家族とやり直すことに期待するが、実家ではすっかり母・富美子(淺野溫子)のペースに取り込まれてしまう。初めて母から必要とされたことに喜びを感じ、監禁狀態で父の介護を押し付けられても母を否定することができない桃子。
その頃、桃子と會いたくて元気のない健太(橫山歩)を理由に、篠原(速水もこみち)は桃子の友人・優美香(トリンドル玲奈)に何気なく桃子の様子を聞いていた。一方で篠原の元妻・久美子(滝沢沙織)は、やっぱり健太を引き取りたいと言い出し…。
富美子から一方的に桃子の退職の知らせをもらった後、連絡の途絕えた桃子を心配していた朝比奈は、神奈川での打ち合わせの後、桃子の実家を訪ねる。本當は東京に戻って仕事を続けたいものの、母の顏色をうかがい自分の気持ちを言葉に出せない桃子に代わり、富美子を說得する朝比奈。桃子は、自分が「リトルスノーの大切な一員」であると言われ嬉しい反面、帰り際に母が見せた寂しげな表情に強烈な罪悪感を感じていた…。
會社に戻った朝比奈は、柳(藤木直人)とめぐみ(水野美紀)に桃子が幼少期から心理的な虐待を受けてきた可能性があるのでは、と話す。
翌日、仕事に復帰した桃子を待っていたのは、篠原家からの病児保育の指名。喘息が出ていつもより元気のない健太を心配して、篠原は早く帰って一緒にオムライスを食べると約束をする。久々の再會に喜ぶ健太の病児保育をしながら、仕事のやりがいを改めて感じる桃子。しかし、豪雨の影響で停電が起こった矢先、健太が喘息の発作を起こしてしまい…。暗闇で吸入器が見つからない中、桃子は健太を救えるのか?
そして一方、夜勤で仕事を休めない看護師・七海(おのののか)が急に熱を出した子供を連れてリトルスノーへと駆け込んでくる…。
第七話
看護師・七海(おのののか)からの飛び込み依頼で夜間保育を引き受け、リトルスノーで一緒に一晩を過ごした桃子(蓮佛美沙子)と朝比奈(成宮寛貴)。母・富美子(淺野溫子)の元から逃げ出してしまったことに罪悪感を感じていた桃子は、朝比奈の包みこむような優しさに、長年積み重なった様々な思いがあふれ、子供のように泣き続けてしまう。そんな2人の姿を目撃した小春(鈴木梨央)は父親と桃子の関系に復雑な思いを抱く。
一方、鎌倉の実家では、母・富美子が、父・誠一郎(石田登星)の介護を押し付けようと、桃子に異常なまでの執著心をみせていた。「桃子じゃなきゃ、ダメなのよ!」兄・優樹(水上剣星)はそんな富美子を安心させるように、既に新しい罠を仕掛けたことをほのめかす…。
夜間保育を終え、改めて病児保育士としてのやりがいを感じた桃子が訪れたのは、雑志の編集者・沙紀(MEGUMI)の家。
電話では焦った様子だったのに、寢起きで身支度も終わっていない様子の沙紀と、「今日は風邪だよ」と明るく元気そうな梨奈(住田萌乃)の様子に違和感を感じる桃子。
実は沙紀は、月一回使用できる無料券で、病児保育士をシッター代わりに使う常習犯。會社もズル休みして美容院や買い物へ出かけていた。予約が一杯でキャンセル待ちの狀態のリトルスノーでは、沙紀のせいで本當に困っている保護者を救えないと問題になる。しかし、朝はボロボロだった沙紀がリフレッシュして帰った様子に嬉しそうに笑う梨奈を見て、桃子は復雑な気持ちを感じていた。
その夜、親友の優美香(トリンドル玲奈)と夕食を食べていると、篠原(速水もこみち)から桃子に遊園地へお誘いの電話が入る。桃子のふりをして「行きます!」と返事をした優美香のせいで篠原と健太(橫山歩)と一緒に遊園地へ行くことになる桃子。
親子デートのような狀況に、最初は戸惑っていた桃子だが、健太の嬉しそうな様子に、自然と笑顏が溢れる。そんな中、篠原から「付き合ってほしい」と突然の告白をされる桃子! そこに、偶然遊園地に游びに來ていた朝比奈と小春が通りかかり、篠原の告白を聞かれてしまい…。動揺を隠しきれぬまま、篠原へのライバル心を露わにする朝比奈。互いに意識し合う男性2人に挾まれ気まずい中、皆で遊園地を回ることに。そして、遊園地に游びに來ていた安西泉美(佐津川愛美)の娘・香蓮(橫溝菜帆)が熱中症で倒れる現場に居合わせて…。
帰宅後、遊園地での楽しい思い出に浸る桃子を現実に引き戻すかのように母からの電話が…。桃子の中で再び母に対する罪悪感が高まっていく。
翌日、病児保育先へ出かけた桃子を待っていたのはなんと…。
時を同じくして、桃子を追い詰めるかのように、リトルスノーにはある人物が訪れているのだった…。
第八話
病児保育に訪れた杉崎家で、桃子(蓮佛美沙子)を待ち構えていたのはなんと、兄・優樹(水上剣星)だった。妊娠中で調子の優れない妻・彩(黒川智花)に代わって熱を出した長男・光(石冢獅桜)の面倒を見て欲しいという依頼に、動揺が隠せない桃子。優樹は會社の規則で家族の病児保育はできない、と斷ろうとする桃子の髪を摑み、「余計なことは言うな」とかつてのように恐怖で支配しようとする。息子や妻が優樹を心から信じていることを知り、桃子は復雑な気持ちを抱く…。
一方その頃、リトルスノーには、母・富美子(淺野溫子)が現れ、勝手に桃子の退職願を提出しようとしていた。桃子の意思を無視した行動に朝比奈(成宮寛貴)は抵抗しようとするが、富美子は「これが桃子のためですから…」と確信めいた返答をして去っていく。富美子の想像以上に常軌を逸した行動に、柳(藤木直人)、めぐみ(水野美紀)をはじめとするリトルスノーのメンバーは桃子への心配を募らせる。
そんな中、朝比奈に優樹が兄であることを報告出來ないままリトルスノーに戻った桃子を、篠原(速水もこみち)の元妻・久美子(滝沢沙織)が訪ねてくる。再婚が決まった久美子は、健太(橫山歩)を引き取って3人で暮らすつもりだ、と語る。それが、子供にとっての幸せだから…と。
篠原と健太から花火に誘われた桃子は、この間遊園地で告白された気まずさに戸惑いながらも久美子の伝言を伝えるため篠原のもとへ。久しぶりの花火に思わぬ楽しい時間を過ごした桃子は、自分と一緒にいることが本當に健太にとって幸せなのか、と真剣に悩む篠原の姿に意外な一面を見る。そして…花火の燈りが消えた中、なんと篠原からのプロポーズのキスが!
一方、桃子への気持ちと心配に揺れる朝比奈は娘・小春(鈴木梨央)に背中を押されて、桃子を守る行動に出ようと決意。そして、優樹が勤める病院を訪れた朝比奈が見たものは…?
翌日、桃子が病児保育をすることになったのは須田喜美江(青木さやか)の娘・レイナ(矢崎由紗)。仕事を休めない喜美江はアイスを使い一時的にレイナの熱を37.5℃よりも下げることで、保育園に行かせていた。それは全て、レイナが將來自分のように苦労しないように、充分な教育を受けさせる経費を稼ぐため、と言う喜美江。桃子は、レイナのため…という言葉が引っかかる。
その夜、桃子は朝比奈、小春と一緒に夕食を食べながら、親が子供のため、と思うことが本當に子供のためかわからない、と語る。朝比奈は、「親の役目は子供が自分の人生を歩いていけるように導いてサポートすること」と、桃子の母・富美子の行動が子供のためを思ってではないことを暗に伝える。その言葉に桃子は、このままじゃいけない…と力強く思うのだった。
翌日、兄ときちんと話すために優樹のもとへ向かった桃子だったが……。
「何か困ったことがあったら、仆を頼って」朝比奈に言われた言葉に、連絡を迷う中、なんと光が妹の舞(早坂ひらら)の髪を摑み、ぎゅっと引っ張る…!兄・優樹の行動がフラッシュバックして動けなくなる桃子…光の行動を優樹の妻・彩も見てしまい…!
第九話
鎌倉の実家で、意識不明の狀態だった桃子(蓮佛美沙子)の父・誠一郎(石田登星)が微かに聲を発した。絞り出すように発した言葉は「…桃子」。それを聞いてしまった母・富美子(淺野溫子)は愕然とし、桃子への忌々しい思いを募らせる。
一方、リトルスノーでは、朝比奈(成宮寛貴)の「君を守りたい」という言葉に動揺した桃子が朝比奈を意識、2人の関系はドギマギしていた。
そんな中、以前街で見かけた桃子の高校の同級生・川上翔子(山下リオ)から病児保育の依頼が入る。川上家を訪ねた桃子が見たのは、學生時代生徒會長として輝いていた翔子の変わり果てた生活だった。咳をする息子・遼(髙橋來)の前で平然とタバコを吸う翔子。荒れ果てた部屋に山積みの督促狀、冷蔵庫の中はビールやつまみばかりで、遼はまともな食事を與えられず、パチンコの景品で取ったお菓子を食べていた。
職探しに行くと噓をついてパチンコに通う翔子に不安な思いを抱く桃子だったが、母親の真似をして無邪気におもちゃのピアノを弾く遼の姿や、數枚の家族寫真に記録されている、翔子が愛情を込めて子育てをしてきた軌跡を見つけ、感動する。
しかし、帰ってきた翔子は、仕事が決まらず酒を飲んで自暴自棄になっている。
5年前、親の反対を押し切り、駆け落ち同然で家を出て遼を生んだものの、夫は翔子と遼を置いて出ていった。女手一人で子供を育てることの困難に、「自分の不遇はすべて遼のせい」と責任を転嫁していた。
「遼のせいであたしの人生はめちゃくちゃになった。生まなきゃよかった…」翔子の言葉にたまらなくなった桃子は、翔子が本當は遼のことを心から可愛がって育てたことを思い出させようと叱吒激勵する。桃子の訴えが心に響き、仕事を探すために翌日の病児保育も依頼する翔子。
遼の病児保育をきっかけに、さらにこの仕事が好きだ、と実感した桃子は、自分がどれだけ病児保育の仕事に救われて、仕事を続けたいと思っているかを朝比奈に伝える。
いつか母にも自分の気持ちをわかってほしい、という前向きな桃子の気持ちに打たれた朝比奈は、娘・小春(鈴木梨央)に「桃ちゃんのことが好きなんだ」と正直な思いを告白する。桃子を受け入れ始めていたものの、真正面からの父の告白に動揺し、心細い思いに駆られる小春…。
その夜、桃子の家に母・富美子が現れる。桃子に著せていたワンピースを縫い込んだ手作りの『キルト』を渡し、桃子に帰ってくるようにと訴えかける富美子。桃子は、心を強く持ち「病児保育を続けたい」と伝えるのだが…。
翌日、翔子のアパートでは、気持ちを入れ替えた翔子が職探しに意欲的な様子を見せ、桃子は嬉しい気持ちを感じていた。
しかし、翔子の職探しはシングルマザーであることがネックで難航、その上、遼の保育園の通園の打ち切りを知らせる電話、家賃滯納のための立ち退き要請とタイミング悪く翔子を現実が襲う。酒を飲んで舍て缽になった翔子を桃子は必死に說得するが、聞く耳を持たない翔子は、桃子を追い返す。
落ち込んだ桃子は篠原(速水もこみち)と健太(橫山歩)と3人で花火をした公園を通りかかる。つかの間の楽しく幸せな時間を思い出していると、同じ思いで公園を訪れていた篠原に出會う。篠原は元妻・久美子(滝沢沙織)に保育園から健太を連れ出されて以來、健太に會えていない。自分もつらい狀態なのに、元気がない桃子に冗談を言って元気づけようとする篠原。なんとそこに、健太が現れる。健太の篠原と一緒にいたい、という思いを汲んだ久美子が、篠原に健太を托すことに決めたのだった。再び一緒に過ごせることになった篠原と健太の様子に嬉しくなる桃子。
翌朝、リトルスノーに警察から連絡が入る。翔子が遼の首を絞めたという。遼を殺して自分も死のうとしたが出來なかった翔子は、「すべて桃子のせい」と證言していると言う…。
わたしのせいだ…。徹底的に打ちのめされる桃子…。後戻りが出來ない事態に桃子はどう立ち向かうのか…?
第十話
桃子(蓮佛美沙子)が病児保育に行ったことがきっかけで、同級生・川上翔子(山下リオ)を傷つけ、結果的に追い込んでしまい、息子・遼(高橋來)の首に手をかけるという殺人未遂事件が起こった。
その事件が明るみに出たことで、利用者からのリトルスノーへのキャンセルが相次ぎ、自責の念にかられる桃子。
そんな中、桃子は姉・香織(田上唯)から、父・誠一郎(石田登星)の危篤の知らせを受ける。そして、桃子は理由を告げずに、一方的に朝比奈(成宮寛貴)と篠原(速水もこみち)に別れのメッセージを殘して鎌倉の実家へと戻った…。
しかしながら、母・富美子(淺野溫子)によって父の死に目にも會わせてもらえない桃子。その夜、亡くなった父を前に、今までなぜ、家族の中で桃子だけが邪険な扱いを受けてきたのか、という真相が富美子の口から語られる…。その驚くべき理由とは…?そして、その事実を聞いた桃子は…?!
一方、リトルスノーには篠原が訪れ、朝比奈から桃子の家庭環境について聞かされていた。「桃子を一緒に助けに行きましょう」感情をむき出しに動こうとする篠原に対して、躊躇を見せる朝比奈。
そこに、桃子が初めてひとりで病児保育を擔當した森海翔(林田悠作)の母・聡美(中越典子)が現れ、桃子に翌日の病児保育を依頼する。聡美の「どうしても、桃子に頼みたい」という思いを汲んだ朝比奈は、桃子を必ず伺わせると請合い、篠原と一緒に鎌倉へと向かうことに…。
通夜が行われている杉崎家で、朝比奈と篠原が見たのは、通夜に參列もさせてもらえずに、使用人のように働かされている桃子の姿だった…。
富美子は、朝比奈の存在に気づくなり「帰れ…!出てけ…!」と怒りの形相で取り亂し、どうすることもできない中、ある意外な人物が、その狀況を助け出し、朝比奈と篠原が桃子と話す機會を作ってくれる…。
だが、桃子には、篠原の必死の說得も屆かず「自分の居場所は母のところにしかない」と頑なな決意で跳ねのける。そこで朝比奈は、桃子に理解を示しつつ「最後に一度だけ、病児保育の仕事をしてほしい」と伝える。「會社全體の名譽を挽回するためにも、逃げ出さずに責任を果たせ」桃子は、朝比奈の厳しい言葉にショックを受けながらも、予約表と社員證を受け取る。
その頃、謝罪の為に翔子の実家を訪ねた柳(藤木直人)は、あくまで法廷で爭う姿勢を見せる両親と向き合っていた。その後、柳は翔子にも接見し、桃子の思いを伝える。リトルスノーのメンバー皆が桃子のためを思いながら、それぞれに出來ることを行っているのだった。
翌日、気合いをいれて、聡美の家に海翔の病児保育へ向かう桃子。「これが最後の病児保育…。頑張るぞ」
以前より成長した海翔の姿や、仕事でピンチに見舞われた桃子の気持ちに寄り添う聡美に迎えられ、嬉しくなる桃子。そこへ、聡美の母・良美(茅島成美)が現れる。聡美が離婚してからも、東京で子育てを続けていることが気に入らない良美は「意地にならずに実家の大分に帰ってくればいいのにと聡美に畳み掛ける。「もう、潮時かもしれない…」と弱気な発言をする聡美に違和感を感じた桃子は、海翔の気持ちを引き出して、聡美と海翔の気持ちを繋げる手助けをする。
帰り際、「また、來てね」という海翔の思いに答えられないことがつらい桃子。最後の病児保育を終えて、改めて病児保育士へのやりがいを感じていた。
しかし桃子は、自分には病児保育士を続ける資格がないことと、母のところへ戻らないといけない、という理由で、皆が止めるのも聞かずに、心を閉ざし、実家に帰る道を選んでしまう…。
実家に帰る準備のために自宅に戻った桃子を待ち受けていたのは、兄・優樹(水上剣星)。優樹は父の遺品を桃子に托す。それは、落語のテープ。そのテープには、誰も知ることのなかった父の思いの詰まったメッセージが遺されていた…。それを聞いた桃子は、母の元へ戻るが…。
富美子との因縁の関系はどんな結末を迎えるのか…?
どうしても桃子を守りたい、朝比奈と篠原が起こす驚きの行動とは…?!
桃子が最終的に下す決斷…。そして、見つけた居場所とは…?!
演職員表
演員表
角色 | 演員 | 配音 |
---|
杉崎桃子 | 蓮佛美沙子 | ---- |
朝比奈元春 | 成宮寬貴 | ---- |
篠原健介 | 速水もこみち | ---- |
小野優美香 | トリンドル玲奈 | ---- |
朝比奈小春 | 鈴木梨央 | ---- |
杉崎優樹 | 水上剣星 | ---- |
篠原久美子 | 滝沢沙織 | ---- |
佐藤陽子 | 久保田磨希 | ---- |
今井加奈子 | 永池南津子 | ---- |
加藤哲平 | 木戸邑彌 | ---- |
佐藤さやか | 谷川りさこ | ---- |
杉崎誠一郎 | 石田登星 | ---- |
杉崎富美子 | 淺野溫子 | ---- |
職員表
導演 | 編劇 | 配樂 |
---|
古澤健/藤尾隆/村上牧人 | 梅田みか | 得田真裕 |
角色演員介紹
衫崎桃子
杉崎桃子是一名照顧患病小孩的新上任的“病兒護工”,因為她不善於表達,所以被取了一個“不會笑的護工”的的外號。她在護理病兒的同時還會處理隱藏在病兒身後的家庭問題。
筱原健介
6歲的兒子單身父親。“小雪”的客戶,不得不工作不能休息的時候,托桃子照看兒子。逐漸被一心一意的桃子吸引。
朝比奈元春
桃子的上司。“小雪”病兒保育人員的管理人員,溫柔地守護著笨拙的桃子漸漸成長。
關惠美
演員:水野美紀
“小雪”的病兒保育人員,具有較高的專業能力,是桃子依賴的前輩。
柳主稅
桃子的上司,“小雪”的社長。
音樂原聲
主題曲 大丈夫wacci
插曲 EGG木村カエラ
播出信息
收視率參考資料
集數 | 播出日期 | 收視率 |
---|
01 | 2015年7月9日 | 7.2% |
02 | 2015年7月16日 | 6.3% |
03 | 2015年7月23日 | 6.1% |
04 | 2015年7月30日 | 5.5% |
05 | 2015年8月6日 | 5.6% |
06 | 2015年8月13日 | 5.6% |
07 | 2015年8月20日 | 5.9% |
08 | 2015年9月3日 | 6.2% |
09 | 2015年9月10日 | 5.8% |
10 | 2015年9月17日 | 7.5% |
平均收視率 | 6.17% |