《13の密室<密室推理傑作選>》是講談社出版的圖書,作者是渡辺剣次 。
基本介紹
- 作者:渡辺剣次
- 出版社:講談社
- 出版時間:1975
- ISBN:9784061361492
- 定價:JPY893 (稅込)
內容簡介,作者簡介,
內容簡介
渡辺剣次による名アンソロジー。巻末に編者渡辺剣次による密室の解體整理がつく。已絕版。
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火縄銃
江戸川亂歩
江戸川亂歩が早稲田大學在學中に日記帳の余白に書いたもので、本當の意味での亂歩の処女作である。同じ次期にアメリカのM・D・ポースト、フランスのモーリス・ルブランが同じパターンで短編を書いたが、これはまったくの偶然で、期せずして日米仏の競作になった。
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蜘蛛
甲賀三郎
昭和5年「文學時代」に掲載された作品で、機械的トリックの好きな甲賀らしく機械的密室ではあるが、この作品には珍しく心理的な面も加味されているといわれる。
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完全犯罪
小栗蟲太郎
今なお熱烈なファンを持つ小栗蟲太郎のデビュー作で、昭和8年「新青年」掲載の本作は、當時の中國南部における奇怪な密室を扱う。今ではトリックともども時代を感じさせる作品になっている。
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石塀幽霊
大阪圭吉
戦前の本格派大阪圭吉の作品。この作品は昭和10年雑志「新青年」に発表されたもの。
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犯罪の場
飛鳥高
飛鳥高も余技作家で本業は建設會社の研究所に勤務していた。作品數は少ないながらもトリック・メーカー、「細い赤い糸」で第15回探偵作家クラブ賞を受賞。
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不思議の國の犯罪
天城一
本業が數學者であり、獨特の文體で余技に執筆する天城一は、熱烈なファンを一部に持つ作家で、密室・アリバイ・不可能犯罪物の短篇を主に発表。本作は昭和22年雑志「寶石」に発表されたデビュー作。
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影なき女
高木彬光
高木彬光は「能面殺人事件」「刺青殺人事件」で終戦直後にデビューした息の長い本格派。この作品は、昭和25年の探偵作家クラブ新年例會の犯人當てゲームの出題作品。
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立春大吉
大坪砂男
獨特の文體で砂男ワールドと呼ばれる不思議な世界を築いた作家大坪砂男の昭和24年発表の作品。
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赤い密室
鮎川哲也
ご存知鮎川哲也は初期に星影龍三ものの密室三部作として、赤、青、白の各色の密室を書いた。そのうちで最も完成度の高い作品と言われるのが赤い密室である。
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完全犯罪
加田伶太郎
昭和31年に「周間新潮」に発表された加田伶太郎氏のデビュー作で、この作品は犯人宛ての形式を取っている。貨物船の船內で若い船醫が経験した密室殺人事件を語り、それを事務長・船長・船醫自身が迷推理で解いた後、名探偵が解決編として正解を語るのである。
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密室の裏切り
佐野洋
昭和33年に文壇デビューした佐野洋はその後多くの推理小說を発表したが、この作品はデビュー3年後の昭和36年に「寶石」に掲載された初期の作品。
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梨の花
陳舜臣
「中國の歴史」などで有名な陳舜臣は、昭和36年「枯草の根」で江戸川亂歩賞を受賞した推理小說作家でもある。
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聖父子
中井英夫
千二百枚の大長編「虛無への供物」で有名な中井英夫は獨特の文體で作品を書いた。本作品も獨特の書かれ方で、密室トリックが中心になっているが本來の意味の推理小說ではない。
作者簡介
渡邊劍次(1919年~1976年)日本推理作家、推理研究家、劇作家。本名渡邊健治,別名伊勢省吾。東京出生。偵探小說家冰川瓏是其親哥哥,幻想小說家冰川玲子是其侄女。曾為橫溝正史的女婿。慶應大學畢業。1947年(昭和22年),擔任日本偵探作家俱樂部(日本推理作家協會前身)書記長。1955年(昭和30),為江戶川亂步代筆寫作「十字路」。1956年(昭和31),為「十字路」創作電影劇本「死的十字路」。曾與阿部主計、中島河太郎、楠田匡介等人一起成立文藝批評小組「氰酸狩獵團」,與江戶川亂步、島田一男、香山滋、楠田匡介、中島河太郎、千代有三、荻原光雄、岡田鯱彥、鷲尾三郎一起結成「十人會」。曾編輯過『13の密室』、『13の暗號』、『13の兇器』等多部本格推理短篇集。