富士電視台系列,1977年10月1日~11月5日金色電視劇系列播出的電視劇(全6回)。
基本介紹
劇情簡介
一方、そのころ「ヌーボー・グループ」とよばれる、若い世代で新しい芸術論を唱えるグループがいた。今西はその中の一人、評論家関川重雄の愛人・恵美子に接觸。やがて本浦秀夫という一人の男にたどり著く。
本浦秀夫は石川県の寒村に生まれた。父・千代吉がハンセン氏病に罹患したため母が去り、やがて村を追われ、やむなく父と巡禮姿で放浪の旅を続けていた。秀夫が7歳のときに父子は島根県の亀嵩に到達し、駐在の善良な巡査・三木謙一に保護された。三木は千代吉を療養所に入れ、秀夫はとりあえず手元に置きのちに他所と養子縁組させる心づもりであった。しかし、秀夫はすぐに三木の元を逃げ出し姿を消した。大阪まで逃れた秀夫はおそらく誰かのもとで育てられた、あるいは奉公していたものと思われる。その後、大阪市浪速區付近が空襲に遭い住民の戸籍が原本・副本ともに焼失した。當時18歳の秀夫は戸籍の焼失に乗じて、和賀英蔵・キミ子夫妻という架空の人物を作り上げ、その夫婦の長男・英良として年齢も詐稱し新たな戸籍を作成した。約10年後、和賀英良は、東京で新進気銳の天才作曲家として世間の注目を集めていた。和賀は自らの出自と経歴の詐稱が発覚する事を恐れ、自分の元を尋ねてきた三木を蒲田で殺してしまう。
今西は、三木殺害の真犯人として和賀を追い詰めていくなかで、和賀の過去とハンセン病に対する差別の現実を垣間見てゆく。