詩とは「書くまい」とする衝動であり、詩の言葉は、沈黙を語るための言葉、沈黙するための言葉である―敗戦後、八年におよぶ苛酷な労働と飢餓のソ連徒刑體験は、被害者意識や告発をも超克した「沈黙の詩學」をもたらし、失語の一歩手前で踏みとどまろうとする意志は、思索的で靜謐な詩の世界に強度を與えた。この単獨者の稀有なる魂の軌跡を、詩、批評、ノートの三部構成でたどる。
基本介紹
- 作者:石原吉郎
- ISBN:9784783707257
- 定價:1223日元
- 出版社:思潮社
- 出版時間:1969/01
作者簡介
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石原 吉郎(いしはら よしろう、1915年(大正4年)11月11日 - 1977年(昭和52年)11月14日)は、靜岡県田方郡土肥村(現伊豆市)生まれの詩人。