人物簡介
北方謙三之後的作品如獲得第十一屆角川小說賞的《過去》、和獲得第五屆日本文藝大賞的《明日的街角》等也深受讀者所歡迎,1989年創作了描述高樹警部三個不同時期的老犬系列三部曲《傷痕》、《風葬》和《望鄉》,1991年更以《破軍之星》獲得
柴田煉三郎賞,近年則還致力創作歷史小說。北方謙三於1999年繼阿刀田高擔任日本推理作家協會理事長直到現在。
其新作《楊家將》於2003年12月出版,2004年初獲得第38屆吉川英治文學獎。
人物評價
北方謙三獲日本推理文學大獎。這位以日本版《三國志》、《楊家將》蜚聲文壇的著名作家日前獲得了第13屆日本推理文學大獎。北方謙三近年來雖致力於“日本版中國歷史小說”的創作,但他出道以來一直以推理作家的面目受到讀者的追捧,並被譽為日本“冷硬小說的旗手”,此番榮膺大獎當屬實至名歸。
日本推理文學大獎創立於1998年,專門嘉獎對推理文學的發展做出卓越貢獻的作家或評論家,稱得上是日本推理文壇唯一的“終身成就獎”。此前獲獎的森村誠一、西村京太郎、島田庄司等人。出生於1947年的北方謙三早在日本中央大學法學部求學期間,就發表了純文學作品《明亮的街》(明るい街へ)。1981年,他筆鋒一轉,出版了大量描寫暴力場面的長篇小說《遙遠吊鐘》(吊鐘はるかなり),正式確立了自己“冷硬派”的創作風格。
作為推理小說的一大流派,冷硬小說中塑造的偵探形象大多有著堅毅的外表、冷酷的性格,他們行動多於思考,使得作品的演進方式有別於傳統推理小說思索型的特點,更多依靠帶有暴力性的情節來加以推動。不過,因人物形象顯得過於符號化,眼下冷硬小說在日本已不像過去那么受追捧。在頒獎儀式上,日本推理文學大獎評審森村誠一笑稱該獎讓人們想起北方謙三原來還是位冷硬小說作家,勸他別“晚節不保”,在埋頭歷史小說的創作之餘,應該重起冷硬小說的爐灶。
作品
“ブラディ・ドール”シリーズ(全10冊)
架空の都市N市にある酒場、「ブラディ・ドール」の経営者である川中を中心に展開されるハードボイルド小說。第1作の『さらば、荒野』と第10作『ふたたびの、荒野』が、川中を主人公とした一人稱小說であり、その他の巻では、それぞれ別の人物を主人公としている。
さらば、荒野(カドカワノベルズ 1983年 / 角川文庫 1985年 『ブラディ・ドール1』)
碑銘(角川書店 1986年 / 角川文庫 1987年 『ブラディ・ドール2』)
肉迫(角川書店 1987年 / 角川文庫 1990年 『ブラディ・ドール3』)
秋霜(角川書店 1987年 / 角川文庫 1990年 『ブラディ・ドール4』)
黒銹(角川書店 1988年 / 角川文庫 1991年 『ブラディ・ドール5』)
黙約(角川書店 1989年 / 角川文庫 1992年 『ブラディ・ドール6』)
殘照(角川書店 1990年 / 角川文庫 1992年 『ブラディ・ドール7』)
鳥影(角川書店 1990年 / 角川文庫 1993年 『ブラディ・ドール8』)
聖域(角川書店 1991年 / 角川文庫 1993年 『ブラディ・ドール9』)
ふたたびの、荒野 (角川書店 1992年 / 角川文庫 1993年 『ブラディ・ドール10』)
南北朝時代- 北方が初めて手がけた歴史小說である一連の南北朝ものは、俗に“北方太平記”と呼ばれる。
破軍の星【北畠顕家】(集英社 1990年 / 集英社文庫 1993年)
陽炎の旗 (新潮社 1991年 / 新潮文庫 1995年) - 「武王の門」続編。
悪黨の裔【
赤松則村】(中央公論社 1992年 / 上・下巻 中公文庫 1995年)
『中央公論』
1991年12月號から92年10月號に連載。
道譽なり【佐々木道譽】(中央公論社 1995年 / 上・下巻 中公文庫 1999年)
波王の秋 (集英社 1996年 / 集英社文庫 1998年)
楠木正成【
楠木正成】(中央公論新社 2000年 / 上・下巻 中公文庫 2003年)
餘燼 (上・下巻 講談社 1996年 / 上・下巻 講談社文庫 1999年) - 「天明の打ちこわし」を背景に描く活劇。
林蔵の貌【間宮林蔵】(集英社 1994年 /集英社文庫 1996年 / 新潮文庫 2003年)
草莽枯れ行く【相楽総三】(集英社 1999年 / 集英社文庫 2002年)
黒龍の柩【土方歳三】(毎日新聞社 2002年 / 上・下巻 幻冬舎文庫 2005年)
杖下に死す(文藝春秋 2003年 / 文春文庫 2006年) -大塩平八郎の亂を背景に、剣客・光武利之の活躍を描く。
獨り群せず (文藝春秋 2007年) - 「杖下に死す」続編。
風樹の剣(新潮社 1993年 / 新潮文庫 1996年 『日向景一郎シリーズ1』)
降魔の剣(新潮社 1997年 / 新潮文庫 2000年 『日向景一郎シリーズ2』)
絕影の剣(新潮社 2000年 / 新潮文庫 2002年 『日向景一郎シリーズ3』)
鬼哭の剣(新潮社 2003年 / 新潮文庫 2006年 『日向景一郎シリーズ4』)
寂滅の剣(新潮社 2010年)
活路(講談社 1995年 / 講談社文庫 1998年)
水滸伝(集英社、全19巻、2000-05)のち文庫
說話の寄せ集めであった「
水滸伝」を時制、人物描寫を再構築することで、より現実的な話としている。
楊令伝(集英社、全15巻、2007-10)
岳飛伝(集英社、2012- )
中華最大の英雄・
岳飛を主人公に、梁山泊軍との戦いを描く三部作完結編。
三國志(角川春樹事務所、全13巻、1996-98)
「
三國志演義」とは異なり
正史を基とした作品構成であり、登場人物の描寫が獨特。
楊家將(上・下巻 PHP研究所 2003年 / PHP文庫 2006年)
中國で「三國志」と人気を二分する物語「
楊家將演義」。主人公は
宋時代の英雄・楊業と七人の息子たち。
血涙 新楊家將(上・下巻 PHP研究所 2006年)のち文庫
「楊家將」から2年後が舞台。主人公は
遼に降った將軍・石幻果と、楊業の六男・楊六郎延昭。
史記 武帝記(角川春樹事務所、2008- )
望郷の道(上・下巻 幻冬舎 2009年)
遠い港(講談社 1991年 / 講談社文庫 1994年 / 角川文庫 1998年)
明るい街へ《初期純文學短編集》(集英社 1996年 / 集英社文庫 1999年)
夜の眼(講談社 1998年 / 講談社文庫 2000年)
旅のいろ(講談社 2006年 / 講談社文庫 2009年)
抱擁 北方謙三戀愛小說集 (徳間文庫 2001年)
第二誕生日(集英社文庫 1985年)【エッセイ集】
男はハードボイルド(KKベストセラーズ 1985年 / ワニ文庫 1993年)【書き下ろしエッセイ】
疾走の夏 アメリカン・ブルーハイウェイ (新潮文庫 1986年)【紀行文】
遠く、ただ遠く(光文社 1986年 / 光文社文庫 1989年)【紀行文】
日付変更線(講談社 1986年 / 講談社文庫 1992年 / 幻冬舎文庫 1997年)【自伝的エッセイ】
俺たちと唄おう! 北方謙三・
美保純青春相対問答 (集英社文庫 1986年)【人生相談】
愛しき女たち(主婦の友社 1987年 / 集英社文庫 1991年 改題『愛しき女たちへ』)
試みの地平線(講談社 1988年 / 講談社+α文庫 1993年)『ホットドッグ・プレス』連載の人生相談
魂(ブルース)の十字路(勁文社 1990年)【寫真家・長浜治との共著】
國境流浪(平凡社 1990年)【寫真家・秋山忠右との共著】
続 試みの地平線(講談社 1990年)
黒き肌への旅(學研 1992年)【寫真集】
男のホンネ・女のホンネ(三笠書房 1993年)
風待ちの港で(ホーム社 1999年 / 集英社文庫 2003年)【エッセイ集】
男が惚れる男の條件(PHP研究所 2000年)
男たちの荒野(まち)ブラディ・ドール読本(角川文庫 2001年)【編著】
男たちの長い旅(トクマノベルズ 2004年)【共著】
闇に香るもの(新潮社 2004年)【アンソロジー】
人生訓なんて蹴っ飛ばせ(PHP文庫 2005年)
替天行道 北方水滸伝読本(集英社 2005年 / 集英社文庫 2008年)【編著】
夸りたかき掟(カドカワノベルズ 2007年)【アンソロジー】
北方謙三の『水滸伝』ノート(日本放送出版協會・生活人新書 2009年)
シロは死なない(國小館 1990年、作畫は
浦沢直樹)
くらやみに星をひろえ(國小館 1991年、作畫は
東元)