結核の文化史

結核の文化史

《結核の文化史》是名古屋大學出版會出版的圖書,作者是福田眞人

基本介紹

  • 中文名:結核の文化史 
  • 作者:福田眞人
  • 出版社:名古屋大學出版會
  • 出版時間:1995年
  • 頁數:398 頁
  • 定價:4500 日元
  • ISBN:9784815802462
內容簡介
明治維新以降1000萬人以上の犠牲者を出すという苛酷な現実の一方で、『不如歸』に代表される小説等に描かれ、「上流」「天才」「美人」といった 甘美なイメージを喚起した結核という獨特な病の、近代日本における文化的位相を、史資料の博捜によって描き出した力作。 京都市生まれ。父は日本畫家福田巌笑、母は俳人の福田萬紗子。 京都大學工學部在學中に、京都教育大學附屬高等學校の英語教師だった詩人沢井淳弘の影響で、同人誌「Trabali」、「文芸林泉」を西村豪人らと刊行して、小説を執筆した。 卒業後、東京の出版社勤務を経て、1981年、東京大學大學院人文科學研究科比較文學比較文化修士課程入學、芳賀徹に師事。特に日英の醫學、疾病の歴史、ヴィクトリア朝英國と明治日本を比較文化史的に研究している。博士課程単位取得満期退學ののち、名古屋大學言語文化部助教授、のち國際言語文化研究科教授。 1994年、「近代日本における結核の文化史」で博士(學術)の學位取得。また同論文を書籍化した『結核の文化史』で1995年、毎日出版文化賞受賞。この間、オックスフォード大學ウエルカム醫學史研究所客員研究員、ハーバード大學科學史科招致研究員、デリ...(展開全部) 京都市生まれ。父は日本畫家福田巌笑、母は俳人の福田萬紗子。 京都大學工學部在學中に、京都教育大學附屬高等學校の英語教師だった詩人沢井淳弘の影響で、同人誌「Trabali」、「文芸林泉」を西村豪人らと刊行して、小説を執筆した。 卒業後、東京の出版社勤務を経て、1981年、東京大學大學院人文科學研究科比較文學比較文化修士課程入學、芳賀徹に師事。特に日英の醫學、疾病の歴史、ヴィクトリア朝英國と明治日本を比較文化史的に研究している。博士課程単位取得満期退學ののち、名古屋大學言語文化部助教授、のち國際言語文化研究科教授。 1994年、「近代日本における結核の文化史」で博士(學術)の學位取得。また同論文を書籍化した『結核の文化史』で1995年、毎日出版文化賞受賞。この間、オックスフォード大學ウエルカム醫學史研究所客員研究員、ハーバード大學科學史科招致研究員、デリー大學客員教授。 研究テーマは疾病の文化史的研究で、結核(肺病、労咳)の東西におけるイメージの研究が中心にある。ギリシャ・ローマ時代から中世、近世を経て、結核が獨特のイメージ、とりわけ天才と美女(佳人薄命)の病気と考えられるに至った経緯を解明している。結核に関しては、1917年から1923年にかけてアメリカ・マサチューセッツ州フラミングハム(Framingham, Massachusetts, USA)で行われた結核実験(Framingham Community Health and Tuberculosis Demonstration)の、醫學的意味、社會學的意味を追究している。 梅毒・淋病を含む性行為感染症(STD、VD)では、梅毒の検査(検梅)、予防対策、治療の歴史を、特に19世紀の幕末明治維新に來日し、橫浜に日本最初の梅毒病院を建設したた英國海軍軍醫ジョージ・ニュートン(Dr.George B. Newton, RN,1829-71)を中心に研究している。現代のエイズ、クラミジア、ヘルペスにもその研究は及んでいる。 他に、清潔の観念からの水の文化史的研究(上下水道、水の政治的位置、水紛爭、風呂、トイレ、排水、美容のための水、溫泉入浴、海水浴、水が身體に與える影響、ペットボトル水の普及など)、指紋の研究、醫學の社會的文化的位置を見定める醫學史全體の概観にも努めている。また、北里柴三郎、森鴎外、高木兼寛、青山胤通、ドイツの細菌學者ロベルト・コッホの関係についても伝記的研究を進めている。 現在、名古屋大學大學院國際言語文化研究科教授・日本言語文化専攻長。擔當科目は、日本言語文化學方法論。2008年度講義題目は「日本文化論の系譜」、2009年度は「表象の領域」で、2009年5月27日にロンドン大學で行われた醫學史の學會"History of Medicine in Motion"に連動して、PPTならびにKeynoteによるプレゼンテーションを前提にした授業を展開した。2010年度は、「表象の領域」の続きで疾病の表象を検討。2011年度は、水の文化史的研究、および貓の文學史的研究をテーマにした。 また、日本學術振興會・學術システム研究センター・主任研究員として人文學分野を擔當している。

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