《源氏物語の始原と現在》是岩波書店出版的圖書,作者是藤井貞和
基本介紹
- 中文名:源氏物語の始原と現在
- 作者:藤井貞和
- 出版時間:2010年2月16日
- 出版社:岩波書店
- 頁數:388 頁
- ISBN:9784006021603
- 裝幀:文庫
- 叢書:岩波現代文庫·文芸
內容簡介
夜のしじまに語られた源氏物語生成に關わる深い暗,異界との緊張.若き日の著者はカオスの中で,魂を奪われかねないほどの磁力を受けとめながら,物語の生成と展開を渾身の力で解明.源氏研究の新たな地平を拓いた.著者の向き合った源氏物語とは何か.既存の國文學研究に反旗を翻した付論を初めて単行本に收録する.(解說=關根賢司)■編集部からのメッセージ本書は詩人として古典文學研究者として知られる著者の20代の力作論稿を集成した書物です.光芒を放つ彗星として源氏研究の新地平を拓いた書物が,三一書房版,冬樹社版,砂小屋書房版を経て岩波現代文庫版として刊行されることになりました.著者は1969年7月,27歳の大學院生の時に「バリケードの中の源氏物語」で既存の國文學研究に反旗をひるがえしました.物語の持つエネルギーそのものと格闘すべく,個人の想像力・感受性すべてを全開に…(展開全部)夜のしじまに語られた源氏物語生成に關わる深い暗,異界との緊張.若き日の著者はカオスの中で,魂を奪われかねないほどの磁力を受けとめながら,物語の生成と展開を渾身の力で解明.源氏研究の新たな地平を拓いた.著者の向き合った源氏物語とは何か.既存の國文學研究に反旗を翻した付論を初めて単行本に收録する.(解說=關根賢司)■編集部からのメッセージ本書は詩人として古典文學研究者として知られる著者の20代の力作論稿を集成した書物です.光芒を放つ彗星として源氏研究の新地平を拓いた書物が,三一書房版,冬樹社版,砂小屋書房版を経て岩波現代文庫版として刊行されることになりました.著者は1969年7月,27歳の大學院生の時に「バリケードの中の源氏物語」で既存の國文學研究に反旗をひるがえしました.物語の持つエネルギーそのものと格闘すべく,個人の想像力・感受性すべてを全開にして立ち向かっていきました.その試みは,全國を橫斷する仲間たちとの自主研究會などに発展し,源氏研究の新たな地平を築いたのです.本書は夜のしじまに語られた源氏物語生成に關わる深い暗,異界との緊張,魂をうばわれかねないほどの力を原文でたどりながら,読み解いていきます.學園紛爭の時代,若き日の著者はカオスの中で,物語の生成と展開を渾身の力でいかに解明していったのでしょうか.源氏物語に關心を持つ方,物語とは何か,文學研究とは何かを正面から問い続けようという方々が本書に示された渾身の問題提起から多くの刺激を感受していただけるものと思います.ご一読をぜひお勧めする次第です.岩波現代文庫文芸160藤井貞和(ふじいさだかず)1942年東京都生まれ.詩人,日本古典文學・言語態分析.東京大學名譽教授,立正本科教授.研究書に『源氏物語論』(岩波書店),『物語文學成立史』(東京大學出版會),『タブーと結婚』(笠間書院)など.新日本古典文學大系『源氏物語』全五冊を柳井滋氏らと校注.詩集に『ことばのつえ,ことばのつえ』(思潮社)ほか.