《日本古典書志學論》是笠間書院出版的圖書,作者是佐々木孝浩
基本介紹
- 中文名:日本古典書志學論
- 作者:佐々木孝浩
- 出版社:笠間書院
- 頁數:564 頁
- ISBN:9784305708083
- 定價:9000 日元
內容簡介
書志學は、文學作品を読み解く上で何の役に立つのか。 巻物や冊子といった書物の裝訂や形態にはヒエラルキーがあり、書物とそこに保存されるテキストには相関関係がある。また書物に保存されているのはテキストのみではなく、書物とテキストにまつわる様々な情報も秘められているのである。そうした相関性や情報を把握した上で、作品を具體的に読み解く必要がある。 既存の文學研究では明らかにできなかった事柄を、書志學的な“読み”によって示す、古くて新しい書志學の具體的活用法! 【本書にまとめた論文は、“書志學研究は文學研究において何の役に立つのか”という、世に珍しい書志學の研究所に所屬し、古典籍に囲まれながら書志學の講義を二十年続けてきた自分にとっての、大きな命題に対する答えとして書いてきたものである。……書志學は文學研究の基礎を固める學問である、これを疎かにした研究を行うと...】(展開全部) 書志學は、文學作品を読み解く上で何の役に立つのか。 巻物や冊子といった書物の裝訂や形態にはヒエラルキーがあり、書物とそこに保存されるテキストには相関関係がある。また書物に保存されているのはテキストのみではなく、書物とテキストにまつわる様々な情報も秘められているのである。そうした相関性や情報を把握した上で、作品を具體的に読み解く必要がある。 既存の文學研究では明らかにできなかった事柄を、書志學的な“読み”によって示す、古くて新しい書志學の具體的活用法! 【本書にまとめた論文は、“書志學研究は文學研究において何の役に立つのか”という、世に珍しい書志學の研究所に所屬し、古典籍に囲まれながら書志學の講義を二十年続けてきた自分にとっての、大きな命題に対する答えとして書いてきたものである。……書志學は文學研究の基礎を固める學問である、これを疎かにした研究を行うと永遠に真実に辿り著けないのである。既存の文學研究に何が足りなかったのか、そのことを考えることが、書志學を役立たせる方法をはっきりと教えてくれたのである。】……“あとがき”より 【……內容を深く検討するためには、まずその本文の器たる書物の書志的な情報を抽出し、それを活かしてその本文の性格や価値を確定した上で、研究に用いるように心掛けることが大切であることを明らかにできたものと確信する。これを行うことによって、誤りが少ないより本格的で深い研究が可能となるのである。……基礎的にして即物的でもあるこの研究方法の有効性は、考察を重ねても揺らぐことはないはずである。】……“おわりに—-本書で明らかにしたこと”より ———– 佐々木孝浩(ささき・たかひろ) 1962年2月山口県生まれ。 慶應義塾大學文學部卒業。同大學大學院博士課程中退。 國文學研究資料館研究情報部助手を経て、慶應義塾大學附屬研究所斯道文庫に勤務。現在教授。 専門は日本書志學および中世和歌文學。 論文に、 “六條藤家から九條家へ―人麿影と大嘗會和歌―”(‘藝文研究’第53號、1988・7) “‘とはずがたり’の人麿影供―二條の血統意識と六條有房の通光影供をめぐって―”(‘國語と國文學’第70巻7號、1993・7) “後鳥羽院と戀歌―和歌と信仰の関係をめぐって―”(‘明月記研究’第10號、2005・12) “中世歌合諸本の研究(八)―‘歌合 建保三年六月二日’について・附校本―”(‘斯道文庫論集’第40輯、2006・2) “蹴鞠文學の可能性―散佚物語‘扇流し’をめぐる臆説―”(‘藝文研究’第91號第1分冊、2...)(展開全部) 佐々木孝浩(ささき・たかひろ) 1962年2月山口県生まれ。 慶應義塾大學文學部卒業。同大學大學院博士課程中退。 國文學研究資料館研究情報部助手を経て、慶應義塾大學附屬研究所斯道文庫に勤務。現在教授。 専門は日本書志學および中世和歌文學。 論文に、 “六條藤家から九條家へ―人麿影と大嘗會和歌―”(‘藝文研究’第53號、1988・7) “‘とはずがたり’の人麿影供―二條の血統意識と六條有房の通光影供をめぐって―”(‘國語と國文學’第70巻7號、1993・7) “後鳥羽院と戀歌―和歌と信仰の関係をめぐって―”(‘明月記研究’第10號、2005・12) “中世歌合諸本の研究(八)―‘歌合 建保三年六月二日’について・附校本―”(‘斯道文庫論集’第40輯、2006・2) “蹴鞠文學の可能性―散佚物語‘扇流し’をめぐる臆説―”(‘藝文研究’第91號第1分冊、2006・12) “‘僻案抄’解題”(‘古今集注釈書影印叢刊1 僻案抄’勉誠出版、2008・11) “尾州家本源氏物語の書志學的再考察”(‘文學・語學’第198號、2010・11) “家集としての‘慕帰絵詞’―巻五第三段の歌會場面存在の意味について―”(‘中世と物語と絵畫’竹林舎、2013・5) “出來の悪い古活字版―慶長元和頃刊‘新古今和歌集’の性格をめぐって―”(‘斯道文庫論集’第48輯、2014・2) “斷片の集積體―“古筆手鑑”という存在―”(‘集と斷片 類聚と編纂の日本文化’勉誠出版、2014・6) “日本の絵入り本の歴史―絵本が出版されるまで”(‘出版文化の東西 原本を読む楽しみ’慶應義塾大學出版會、2015・4) などがある。