《新編日本古典文學全集29・狹衣物語(1)》是國小館出版的圖書,作者是小町谷照彥,後藤祥子
基本介紹
- 中文名:新編日本古典文學全集29・狹衣物語(1)
- 作者:小町谷照彥、後藤祥子
- 出版時間:1999年10月28日
- 出版社:國小館
- 頁數:434 頁
- ISBN:9784096580295
- 定價:4076 日元
- 叢書:新編日本古典文學全集
內容簡介
美貌と才芸に恵まれた貴公子・狹衣の君の濃いの憂愁を描く王朝物語 鎌倉時代初期に書かれた我が國最初の文芸評論書‘無名草子’に、 ‘狹衣’こそ‘源氏’に次ぎては世覚えはべれ。 と書かれてあります。‘狹衣物語’は‘源氏物語’に次いで世間の評判が高い、というのです。空前絶後の傑作‘源氏物語’と肩を並べるのは無理としても、かつて‘狹衣物語’は大変な人気をかちえていたわけです。 じっさい、‘狹衣物語’を手に取ると、和歌をちりばめた洗鍊された文章と、いきいきとした人物描寫に圧倒されます。主人公・狹衣の君をとりまく幾多の女性たちは個性豊かに描き分けられ、なるほどそれで読者である宮廷の女房たちが我がことのように読み競ったかと納得できる魅力にあふれています。 本書は美貌と才芸に恵まれた貴公子・狹衣の戀愛遍歴ですが、現代の読者には、彼をめぐってさまざまな人生を送る女性...(展開全部) 美貌と才芸に恵まれた貴公子・狹衣の君の濃いの憂愁を描く王朝物語 鎌倉時代初期に書かれた我が國最初の文芸評論書‘無名草子’に、 ‘狹衣’こそ‘源氏’に次ぎては世覚えはべれ。 と書かれてあります。‘狹衣物語’は‘源氏物語’に次いで世間の評判が高い、というのです。空前絶後の傑作‘源氏物語’と肩を並べるのは無理としても、かつて‘狹衣物語’は大変な人気をかちえていたわけです。 じっさい、‘狹衣物語’を手に取ると、和歌をちりばめた洗鍊された文章と、いきいきとした人物描寫に圧倒されます。主人公・狹衣の君をとりまく幾多の女性たちは個性豊かに描き分けられ、なるほどそれで読者である宮廷の女房たちが我がことのように読み競ったかと納得できる魅力にあふれています。 本書は美貌と才芸に恵まれた貴公子・狹衣の戀愛遍歴ですが、現代の読者には、彼をめぐってさまざまな人生を送る女性たちの姿こそがアッピールすることでしょう。十一世紀當時に対する私たちの予想を里切って、女性たちが権力者である男性に従屬することなく、自己のプライドを人生の選択基準にしているのを発見できるからです。 本書には巻一~二を収め、付録に‘源氏狹衣百番歌合’を掲載しました。