《新版 ディコンストラクション I》是岩波書店出版的圖書,作者是J.カラー
基本介紹
- 作者:J.カラー
- 出版時間:2009年2月17日
- 出版社:岩波書店
- 頁數:298 頁
- ISBN:9784006002107
- 裝幀:文庫
- 叢書:岩波現代文庫·學術
內容簡介
構造主義から記號論,ディコンストラクションへ.現代思想では,何をディコンストラクト(解體)するのか.本書は,米國の気鋭の文芸理論家が,テクストの理論,読書行為論,フェミニズム論等の文學理論を中核にすえ,難解といわれる思想・哲學の最新配置図を描いた現代思想の名著.今回,新版として序文を訳出.(全2冊) - 日常會話でも無意識に使われている脫構築という言葉が,現代思想の言葉であることはいうまでもありません.構造主義から記號論,そしてデイコンストラクション(脫構築)へと現代思想はめまぐるしく展開してきました.しかし,一體何をディコンストラクト(解體)するというのでしょうか. 本書 I に訳出された「25周年版への序文」で著者は次のように書いています. 「かつてデイコンストラクションと言う言葉が第一に言及していたのはデリダの著作だったが,1982年の時點で...(展開全部) 構造主義から記號論,ディコンストラクションへ.現代思想では,何をディコンストラクト(解體)するのか.本書は,米國の気鋭の文芸理論家が,テクストの理論,読書行為論,フェミニズム論等の文學理論を中核にすえ,難解といわれる思想・哲學の最新配置図を描いた現代思想の名著.今回,新版として序文を訳出.(全2冊) - 日常會話でも無意識に使われている脫構築という言葉が,現代思想の言葉であることはいうまでもありません.構造主義から記號論,そしてデイコンストラクション(脫構築)へと現代思想はめまぐるしく展開してきました.しかし,一體何をディコンストラクト(解體)するというのでしょうか. 本書 I に訳出された「25周年版への序文」で著者は次のように書いています. 「かつてデイコンストラクションと言う言葉が第一に言及していたのはデリダの著作だったが,1982年の時點ですでに哲學,精神分析,そして文學研究と深く關わっていた脫構築は,その後桁はずれに強力な知的パラダイムと化し,人文學と社會科學の數限りない諸分野へ自由に拡散して,1980年代,90年代の知的活動を特徵づけたのである.ディコンストラクションという言葉は,哲學,精神分析,それに文學,文化研究に加えて,法律,建築,神學,フェミニズム,ゲイ・レズビアン研究,倫理學そして政治理論などの分野における幅広い徹底的な理論的試行を指すようになった.これらの試みは多様であったが,それぞれの學問領域で根本的であると見なされていた対立的諸概念を批判的に解體しようとする點では共通していた.(中略) 1970年代,80年代に最も強い腳光を浴びたのち,人文科學,社會科學の領域に拡散した脫構築は,その最も広い意味においては,自然であると受けとられているカテゴリーを批判し,意味作用の論理を,平穏な現狀を脅かすことを恐れずに,どこまでも分析する強い志向をさすようになっている.疑問や問題があれば,それを解決しようとするより,あえてことを荒立てようとするのである.かくしてそれは,ポストモダンやポスト構造主義の他の潮流とともに,既成のカテゴリーや正典への疑念,また客観性への懐疑をかきたてている」このような文脈において,実に多種多様な主題と關わって脫構築が論じられているというのがこの原書が刊行されてから25周年が経過した現在の姿とだと思われます.しかしながら,本書が今でも脫構築への恰好の入門書であることは変わっていないと思われます.米國の代表的文學理論家が執筆した本書のIでは,ニーチェ,ハイデガー,デリダという系譜から問題を捉え直し,デイコンストラクトという主題に迫っていきます.テクストの理論,読書行為論,フェミニズム論などを縦橫に駆使することによって難解といわれる思想・哲學の明快な配置図を描き出しています.本書IIでは,文學研究に脫構築が提供する具體的な可能性について言及しています.脫構築の思想でテクストの論理を解読し,メルヴィル,イエーツ,ルソー等の英米仏の文學作品やフロイトなどを具體的に批評していることが示唆的です.本書 I には「25周年版への序文」が全文訳出されていて必読です.また本書II巻末の文獻リストでは,この四半世紀に邦訳された主な文獻も紹介してあります.本書を二冊通してぜひご一読いただきますようにお願いいたします.(本書は1985年に岩波現代選書として翻訳された原書の25周年版を基にして,翻訳されました)ジョナサン・カラー(Jonathan Culler) 1944年生まれ.コーネル大學教授.英文學・比較文學.ハーヴァード,オックスフォードの両大學に學び,ケンブリッジ大學特別研究員を経て現職.主著に『フロベール』『構造主義の詩學』『ソシュール』『ロラン・バルト』があり,『文學理論』(岩波書店,2003年)は最も明快に20世紀文學の「理論」を解說している.富山太佳夫 青山學院大學文學部教授.英文學. 折島正司 青山學院大學文學部教授.アメリカ文學.