墓誌を用いた北魏史研究

墓誌を用いた北魏史研究

《墓誌を用いた北魏史研究》是2017年汲古書院出版的圖書,作者是窪添慶文。

基本介紹

  • 中文名:墓誌を用いた北魏史研究
  • 作者:窪添 慶文
  • 出版時間:2017年9月7日
  • 出版社:汲古書院
  • ISBN:9784762960444
內容簡介,圖書目錄,叢書信息,

內容簡介

【「序」より】(抜粋)
一九七〇年代以降、特に一九九〇年代以降、簡牘の出土が相次ぎ、戦國秦漢期研究は活況を呈している。
魏晉期においても、走馬樓呉簡や郴州晉簡の出土があり、それらは全體像はいまだ明らかでないにせよ、
前者については活発な研究が行われている。同じく出土資料である墓誌も、従來知られていたものに加
えて、やはり近年多くの墓誌が出土ないし「出現」している。墓誌は同時代資料である故に、文獻資料
の闕を補うものとして広く利用されてきた。筆者も中國史研究に取り組み始めた頃から、墓誌を用いて
おり、『石刻題跋索引』は最も早く備えた工具書のひとつである。ただ筆者を含め、墓誌の利用は、諱
や字、生沒年、本貫、官歴、婚姻関係などを知り、補うということが中心であり、言うならば必要なと
ころだけを取り出す「便利使い」の対象としたものが多いように思われる。しかし、墓誌を史料として
用いる場合、後に述べるように様々な問題があり、安易な利用は避けなければならない。筆者は長年魏
晉南北朝、特に北魏の官僚制の問題に取り組んできた。それらは二〇〇三年に『魏晉南北朝官僚制研究』
(汲古書院)としてまとめたが、それらのいわば基礎的研究の先にあるはずの魏晉南北朝時代の官僚制
の正確な理解、さらには貴族制、特に北魏後期のそれの問題にせまるには、どうすればよいか考えてい
た時、科學研究費補助金の分擔研究者として擔當したテーマが墓誌に決まり、それに取り組む中で、そ
れまでとは異なる形での墓誌の利用によって、上記の問題をクリアできるのではないかと考えるように
なった。まず、墓誌の歴史について理解を深めることである。墓誌には基本となるスタイルがある。そ
れがどのようにして出來あがってくるのかを理解すること、それが明らかとなれば墓誌は何のために作
られるのかという墓誌の最も基本的な性格の解明につながる。また基本的なスタイルからはずれた墓誌
があれば、それは何故かということから、その墓誌の史料としての性格を判斷できよう。第Ⅰ部はこの
観點の下で行った研究である。次に、墓誌を量的に処理することである。例えば個別の墓誌の官歴を正
史の官歴と比較しても、それはひとつの事例にしかならない。しかし、墓誌と正史の雙方をもつ多數の
人物の官歴を比較すれば、そこから得られる結論は一定の信頼性をもってくるであろうし、その結果は
當該時期の官僚制理解に大きく資することになろう。この観點から行った一連の研究を第Ⅱ部としてま
とめる。第三に、文獻史料と墓誌を併用して政治社會史を追求すること。これは従來多く行われた方法
であるが、筆者の場合、やはりできる限り多くの墓誌を用いるように心掛けている。第Ⅲ部にはこの観
點からの研究をまとめた。

圖書目錄

序・凡 例 付 北魏王朝系図
第Ⅰ部 北魏墓誌の位置
第1章 墓誌の起源とその定型化
第2章 遷都後の北魏墓誌に関する補考
第3章 北魏墓誌中の銘辭
第Ⅱ部 墓誌を用いた北魏官僚制研究
第1章 正史と墓誌の官職記載の比較――北魏墓誌の官歴記載を中心に――
第2章 北魏後期における將軍號
第3章 北魏後期の官僚の遷転
第4章 北魏後期における品と階
第5章 北魏後期の門閥制――起家官と姓族分定――
第5章補論 北魏後期の門閥制に関わる覚書
第Ⅲ部 石刻資料を用いた北魏史研究
第1章 北魏服屬諸族覚書
第2章 文成帝期の胡族と內朝官
第3章 北魏における滎陽鄭氏
第4章 長楽馮氏に関する諸問題
第5章 北魏における弘農楊氏
あとがき/索 引
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叢書信息

  汲古叢書 (共175冊), 這套叢書還有 《清初対モンゴル政策史の研究》,《現代中國の原型の出現》,《20世紀中國経済史論》,《五行思想と禮記月令の研究》,《清代経済政策史の研究》 等。

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