《中國古代國家の起源と王権の形成》是汲古書院出版的圖書,作者是王震中。
基本介紹
- 中文名:中國古代國家の起源と王権の形成
- 作者:王震中
- 出版時間:2018年7月30日
- 出版社:汲古書院
- 頁數:830 頁
- ISBN:9784762966194
- 定價:20000 日元
- 裝幀:単行本
- 原作品:中國古代國家的起源與王権的形成
內容簡介
本書は、王震中‘中國古代國家的起源與王権的形成’(中國社會科學出版社、二〇一三年)の全訳である。 序章 國家の定義には従來諸説あり、歐米では一般に、古代國家の特徴として三點が挙げられる。①強制的な権力をもつ、②すでに階級や階層分化がある、③民が血縁枠を超えて地縁により結びついている。だが中國古代國家のばあい、なお血縁の重要性が高く、③は曖昧である。また現代國家は領土をもつが、古代國家には辺境があるのみである。そこで中國古代の例もふまえると、古代國家は“一定の領土的范囲と獨立の主権をもち、階級・階層・等級のたぐいの社會分層があり、合法性をそなえ、壟斷的特徴を帯び、全社會に君臨する強制的権力をもった政権組織と社會體系”と定義される。かかる古代國家形成への道にも諸説ある。筆者は古代國家の成立要件として、階級の形成と、社會に君臨する公的権力の形成の二點を挙げ...(展開全部) 本書は、王震中‘中國古代國家的起源與王権的形成’(中國社會科學出版社、二〇一三年)の全訳である。 序章 國家の定義には従來諸説あり、歐米では一般に、古代國家の特徴として三點が挙げられる。①強制的な権力をもつ、②すでに階級や階層分化がある、③民が血縁枠を超えて地縁により結びついている。だが中國古代國家のばあい、なお血縁の重要性が高く、③は曖昧である。また現代國家は領土をもつが、古代國家には辺境があるのみである。そこで中國古代の例もふまえると、古代國家は“一定の領土的范囲と獨立の主権をもち、階級・階層・等級のたぐいの社會分層があり、合法性をそなえ、壟斷的特徴を帯び、全社會に君臨する強制的権力をもった政権組織と社會體系”と定義される。かかる古代國家形成への道にも諸説ある。筆者は古代國家の成立要件として、階級の形成と、社會に君臨する公的権力の形成の二點を挙げる。この二點は考古學的に検討可能な指標である。なお國家成立前後の時期にかんして従來は、軍事民主制・部落連盟・首長制・社會分層などの術語による説明が試みられてきたが、どれも中國古代史の実態をふまえた議論でなく、適宜概念を彫琢しなおす必要がある。筆者自身はその點を念頭に、國家成立前後の変化過程を以下の三段階に分けて説明すべきと考える。 ①ほぼ平等な農耕聚落期(紀元前一萬年から前四〇〇〇年頃)。 ②初歩的な不平等をふくむ中心聚落形態の段階(前四〇〇〇年から前三〇〇〇年頃。仰韶中後期、紅山後期、大汶口中後期、屈家嶺前期、崧沢・良渚文化初期など)。 ③都邑邦國の段階(前三〇〇〇年から前二〇〇〇年頃。龍山初期から晩期の國家形成段階。 代表的都邑遺蹟には山西省の陶寺があり、その周辺は邦國連盟を締結する)。そののち夏商周時代になると、特定の邦國の盟主を“天下共主”や“國上之國”とする複合制國家が形成される。このときにはじめて全社會に君臨する強制的権力システムがうまれ、王は、みずからの王邦のみならず、周辺の屬邦をも支配しはじめる。それは③の都邑邦國(邦國連盟)段階とも、秦漢時代以後の“帝國”とも異なる。“帝國”の各官吏が皇帝と中央に直接任免されるのに対し、複合制國家內の封君の封地や貴族の采邑は、王とのあいだに上下関係はあるものの、必ずしも行政的管理関係にはない。かくて王國は“天下共主”の地位を得、王位は世襲され、王権の正統意識と正統観が形成される。次章以下ではその具體的過程を個別に論ずる。 王震中,1957年生於陝西榆林市,歷史學博士。現任中國社會科學院歷史研究所副所長、研究員、博士生導師、學位委員會主任、中國社會科學院研究生院歷史系主任、教授委員會委員。兼任河南大學兼職博士生導師,山東師範大學、天津師範大學、榆林學院兼職教授;擔任中國殷商文化學會會長、中華炎黃文化研究會副會長、中國社會科學院古代文明研究中心副主任、國家廣播電影電視總局電影審查委員會委員等。出版的著作有:《中國文明起源的比較研究》(1994年初版、1997年再版、2013年增訂本)、《中國古代文明的探索》(2005年初版、2006年再版)、《商代都邑》(2010年)、《商族起源與先商社會變遷》(2010年)、《中國古代文明與國家形成研究》(合著,1997年初版、1998年二版、2007年三版)、《國際漢學漫步》(合著,1997年)、《民族與文化》(合著,1990年)、...(展開全部) 王震中,1957年生於陝西榆林市,歷史學博士。現任中國社會科學院歷史研究所副所長、研究員、博士生導師、學位委員會主任、中國社會科學院研究生院歷史系主任、教授委員會委員。兼任河南大學兼職博士生導師,山東師範大學、天津師範大學、榆林學院兼職教授;擔任中國殷商文化學會會長、中華炎黃文化研究會副會長、中國社會科學院古代文明研究中心副主任、國家廣播電影電視總局電影審查委員會委員等。出版的著作有:《中國文明起源的比較研究》(1994年初版、1997年再版、2013年增訂本)、《中國古代文明的探索》(2005年初版、2006年再版)、《商代都邑》(2010年)、《商族起源與先商社會變遷》(2010年)、《中國古代文明與國家形成研究》(合著,1997年初版、1998年二版、2007年三版)、《國際漢學漫步》(合著,1997年)、《民族與文化》(合著,1990年)、《簡明中國歷史讀本》(合著,2012年)等著作。發表論文90餘篇。