世界神話學入門

世界神話學入門

《世界神話學入門》是講談社出版的圖書,作者是後藤 明

基本介紹

  • 中文名:世界神話學入門 
  • 作者:後藤 明
  • 出版時間:2017年12月13日
  • 出版社:講談社
  • 頁數:288 頁
  • ISBN:9784062884570
  • 裝幀:新書
  • 叢書:講談社現代新書
內容簡介
日本神話では男神イザナギが、亡き女神イザナミを求めて冥界に下ります。一方ギリシア神話にも、オルフェウスが死んだ妻エウリュディケーを求めて冥界に下るという非常によく似たエピソードがあります。しかしこのパターンの神話は上記の二つに止まるものではなく、広く世界中に分布しています。では、なぜこのように、よく似た神話が世界中にあるのでしょうか? 2013年にハーヴァード大學のマイケル・ヴィツェルが、この謎を解くべく『世界神話の起源』という本を出版しました。この本によれば、世界の神話は古いタイプの「ゴンドワナ型」と新しいタイプの「ローラシア型」の二つのグループに大きく分かれるとされます。「ゴンドワナ型」はホモ・サピエンスがアフリカで最初に誕生したときに持っていた神話です。それが人類の「出アフリカ」にともなう初期の移動により、南インドからパプアニューギニア、オース...(展開全部) 日本神話では男神イザナギが、亡き女神イザナミを求めて冥界に下ります。一方ギリシア神話にも、オルフェウスが死んだ妻エウリュディケーを求めて冥界に下るという非常によく似たエピソードがあります。しかしこのパターンの神話は上記の二つに止まるものではなく、広く世界中に分布しています。では、なぜこのように、よく似た神話が世界中にあるのでしょうか? 2013年にハーヴァード大學のマイケル・ヴィツェルが、この謎を解くべく『世界神話の起源』という本を出版しました。この本によれば、世界の神話は古いタイプの「ゴンドワナ型」と新しいタイプの「ローラシア型」の二つのグループに大きく分かれるとされます。「ゴンドワナ型」はホモ・サピエンスがアフリカで最初に誕生したときに持っていた神話です。それが人類の「出アフリカ」にともなう初期の移動により、南インドからパプアニューギニア、オーストラリアに広がり、アフリカやオーストラリアのアボリジニの神話などになりました。 一方「ローラシア型」は、すでに地球上の大部分の地域にホモ・サピエンスが移住した後に、西アジアの文明圏を中心として新たに生み出されたと考えられています。それがインド=ヨーロッパ語族やスキタイ系の騎馬民族の移動によってユーラシア大陸全域に、さらにはシベリアから新大陸への移動によって南北アメリカ大陸に、そしてオーストロネシア語族の移動によって太平洋域へと、広く広がっていきました。つまりこの説によれば、日本神話もギリシア神話もローラシア型に屬する同じタイプの神話ということになります。両者が似ているのは、むしろ當然のことなのです。 近年、DNA分析や様々な考古學資料の解析によって、人類移動のシナリオが詳しく再現できるようになりました。するとその成果が上記の世界神話説にぴったりと合致することがわかってきました。すなわち神話を分析することで、人類のたどった足跡が再現できるようになったのです。 本書は、近年まれに見る壯大かつエキサイティングな仮説であるこの世界神話學説をベースにして、著者獨自の解釈も交えながら、ホモ・サピエンスがたどってきた長い歴史をたどるものです。 後藤明,1954年生まれ。東京大學文學部卒業。同大學大學院人文科學研究科修士課程、ハワイ大學人類學學部大學院博士課程修了。南山大學人文學部教授・同大學人類學研究所所長。専攻は海洋人類學および物質文化や言語文化の人類學的研究

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