ヒゲの日本近現代史

ヒゲの日本近現代史

《ヒゲの日本近現代史》是講談社出版的圖書,作者是阿部 恆久

基本介紹

  • ISBN:9784062882170
  • 作者:阿部 恆久
  • 出版社:講談社
  • 出版時間:2013年7月18日
  • 頁數:256
  • 定價:JPY 821
  • 裝幀:新書
內容簡介
當たり前のことですが、ヒゲは基本的に男性にしか生えません。ここ10年ぐらいでこそ、ヒゲのある/なしは、ファッションのひとつとしてみなされるようになりましたが、それこそ第二次世界大戦後の現代にあっても、ヒゲありはビジネスマナーに反すると認識されていました。さらに時代を遡れば、江戸時代中期に「大ヒゲ禁令」が出され、ヒゲありは幕府によって禁止されました。しかし、明治時代になると、一転してヒゲありが大流行し、歐米のさまざまな型(スタイル)が取り入れられていきます。だが大正時代になると、今度はヒゲなしが増え、日中戦爭が始まると、またヒゲありが増え……、と、ヒゲのある/なしだけでも時代性を窺い知ることができるのです。 すなわち、ヒゲを蓄えることは男らしさや権威の象徴と考えられるわけですが、ある時代には公権力によってヒゲが禁止・抑制されたこと、またある時代には公権...(展開全部) 當たり前のことですが、ヒゲは基本的に男性にしか生えません。ここ10年ぐらいでこそ、ヒゲのある/なしは、ファッションのひとつとしてみなされるようになりましたが、それこそ第二次世界大戦後の現代にあっても、ヒゲありはビジネスマナーに反すると認識されていました。さらに時代を遡れば、江戸時代中期に「大ヒゲ禁令」が出され、ヒゲありは幕府によって禁止されました。しかし、明治時代になると、一転してヒゲありが大流行し、歐米のさまざまな型(スタイル)が取り入れられていきます。だが大正時代になると、今度はヒゲなしが増え、日中戦爭が始まると、またヒゲありが増え……、と、ヒゲのある/なしだけでも時代性を窺い知ることができるのです。 すなわち、ヒゲを蓄えることは男らしさや権威の象徴と考えられるわけですが、ある時代には公権力によってヒゲが禁止・抑制されたこと、またある時代には公権力自らが権力性を誇示するために利用したことなどを知ることで、ヒゲが時代を映す鑑とも考えられるのです。 ヒゲに見える興味深い日本近代史。 阿部/恆久 1948年生まれ。新潟大學人文學部卒業、早稲田大學大學院文學研究科博士課程修了。博士(文學)。現在、共立女子大學國際學部教授(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)

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