カウンセリングの実際

內容簡介

カウンセラーが実際のカウンセリング場面で直面する問題とは何か？　ユング派心理學を學んで帰國した著者が，自身のカウンセリング體験の例などを紹介しながら，カウンセラーの心がまえとして何が必要かを語る，河合心理療法入門の実踐編．カウンセラーを目指す人はもちろん，カウンセリングに関わるすべての人に役立つ本．（全6冊） - 本書は，河合隼雄の〈心理療法〉コレクション・シリーズの二冊目である．1969年，大阪カウンセリング研究會主催による「入門講座・カウンセリングの実際」として行われた講演の筆記に加筆してできたものである．スイスのユング研究所で分析家の資格をとり，1965年に帰國した著者が，日本でユング心理學を応用したカウンセリングを行った実體験にもとづいて書かれている．カウンセラーが，実際のカウンセリングの場面で直面する問題とは何なのか．その問題と解決法の手...(展開全部) カウンセラーが実際のカウンセリング場面で直面する問題とは何か？　ユング派心理學を學んで帰國した著者が，自身のカウンセリング體験の例などを紹介しながら，カウンセラーの心がまえとして何が必要かを語る，河合心理療法入門の実踐編．カウンセラーを目指す人はもちろん，カウンセリングに関わるすべての人に役立つ本．（全6冊） - 本書は，河合隼雄の〈心理療法〉コレクション・シリーズの二冊目である．1969年，大阪カウンセリング研究會主催による「入門講座・カウンセリングの実際」として行われた講演の筆記に加筆してできたものである．スイスのユング研究所で分析家の資格をとり，1965年に帰國した著者が，日本でユング心理學を応用したカウンセリングを行った実體験にもとづいて書かれている．カウンセラーが，実際のカウンセリングの場面で直面する問題とは何なのか．その問題と解決法の手がかりが，本書の隨所にちりばめられている．とりわけ，「第五章　ひとつの事例」では，著者自身が実際に不登校の少年をカウンセリングした體験が細かく描かれており，具體的にカウンセラーがどのような態度をとることによって，少年が治っていったのかがよくわかる．また，カウンセラーが陥りがちな「逆転移」や，カウンセラーが守るべきことについても書かれており，カウンセリングに攜わる人，カウンセラーを目指す人にとってすぐに役立つ知識や教訓が満載．本コレクションの第一冊目『ユング心理學入門』が，河合隼雄の心理療法の理論的入門書とすると，二冊目の本書は，まさに実踐的入門書といえる．河合心理療法の基本を學びたい人には，二冊あわせて読むことを強くお勧めしたい．＊本書は『カウンセリングの実際問題』として，1970年8月，誠信書房より刊行された．岩波現代文庫への収録にあたり，第一章～第四章，第八章，第九章の「質問と答え」，および第七章，付章を割愛した．岩波現代文庫學術221 河合隼雄（かわい・はやお） 1928年兵庫県生まれ．1952年京都大學理學部卒業．臨床心理學者．1962～65年ユング研究所に留學，ユング派精神分析家の資格取得．教育學博士．京都大學教授，國際日本文化研究センター所長，文化庁長官などを歴任．2007年7月逝去．著書に『コンプレックス』『昔話と日本人の心』『臨床教育學入門』『未來への記憶』（以上，岩波書店）など多數．河合隼雄公式ホームページ：http://hayaokawai.jp/河合俊雄（かわい・としお） 1957年奈良県生まれ．1987年京都大學大學院教育學研究科博士課程中退．Ph．D．（1987年，チューリヒ大學）．ユング派分析家資格取得．京都大學こころの未來研究センター教授．著書に『心理臨床の理論』（岩波書店）『概念の心理療法』（日本評論社）『京都「癒しの道」案內』（共著，朝日新書）な...(展開全部) 河合隼雄（かわい・はやお） 1928年兵庫県生まれ．1952年京都大學理學部卒業．臨床心理學者．1962～65年ユング研究所に留學，ユング派精神分析家の資格取得．教育學博士．京都大學教授，國際日本文化研究センター所長，文化庁長官などを歴任．2007年7月逝去．著書に『コンプレックス』『昔話と日本人の心』『臨床教育學入門』『未來への記憶』（以上，岩波書店）など多數．河合隼雄公式ホームページ：http://hayaokawai.jp/河合俊雄（かわい・としお） 1957年奈良県生まれ．1987年京都大學大學院教育學研究科博士課程中退．Ph．D．（1987年，チューリヒ大學）．ユング派分析家資格取得．京都大學こころの未來研究センター教授．著書に『心理臨床の理論』（岩波書店）『概念の心理療法』（日本評論社）『京都「癒しの道」案內』（共著，朝日新書）など．

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